リタイア後は安全性重視の資産運用になるので、FIREの世界でよく言われる「4%での運用」は現実的には難しいように思います。
今回は、FIREの計画を立てる上で、どの程度の運用利回りが現実的かを計算します。
アセットポートフォリオ例と運用利回り
前提条件
年齢:45才
FIRE時の年齢:45才
家族構成:夫、妻、子供2人(小学生)
FIRE時の総資産額:1億3,000万円
家:持ち家なし
【アセットポートフォリオ(例)】
アセットポートフォリオは自分のリスク許容度(いくら資産が減っても精神的に耐えられるか)から、各資産への配分を決めます。
ここでは約2,000万円の資産減少をリスク許容度として配分を決めているので、かなり保守的なアセットポートフォリオになっています。
| 金額 | 割合 | 利回り | 収入額 | 具体的な投資先、銘柄 | |
| 日本株 | 1,550 | 12% | 3% | 46 | 高配当株(JT、MUFG、NTT等) |
| 米国株 | 1,550 | 12% | 2% | 31 | 高配当株ETF(VYM、SPYD)、VT、VOO |
| REIT | 200 | 2% | 3% | 6 | 投資信託 |
| 米国債券 | 800 | 6% | 1.5% | 12 | 債券ETF(AGG、BND、PFF、LQD) |
| 保険 | 200 | 2% | 1% | 2 | 学資保険 |
| 預金 | 5,700 | 43% | 0.05% | 3 | 定期、個人向け国債 |
| 家 | 3,000 | 23% | 0% | 0 | FIRE後、家を購入する想定 |
| 合計 | 13,000 | 0.7% | 100 |
上記のアセットポートフォリオから得られる年間の税引き後の運用収益は約100万円です。
資産総額13,000万円に対する運用利回りは0.7%とかなり低い利回りになっています。
リスク
リスクの計算は、各資産ごとに想定最大下落率を仮定し計算します。
上記のアセットポートフォリオの場合、以下の通り2,120万円となります。
これは資産総額の16%に相当します。
| 金額 | 想定下落率 | 想定下落額 | |
| 日本株式 | 1,550 | 50% | 775 |
| 米国株式 | 1,550 | 70% | 1,085 |
| REIT | 200 | 50% | 100 |
| 米国債券 | 800 | 20% | 160 |
| 保険 | 200 | 0% | 0 |
| 預金 | 5,700 | 0% | 0 |
| 家 | 3,000 | 0% | 0 |
| 合計 | 13,000 | 2,120 |
まとめ
FIRE後のアセットポートフォリオを決める上では、資産がどれぐらい減っても気にせず保有しつづけられるか、自分のリスク許容度を理解することが大事だと思います。
リタイア後は定期収入もないため、あまり積極的な資産運用もしずらいです。
過去においては、株価の下落は一時的なもので、長期投資していれば回復したという事実もありますが、現実に暴落が起こった場合でも平常心を保てるポートフォリオにしておくことが必要だと思います。

今回の試算は「家族持ちのわたし自身が実際にFIREする場合にはこういう保守的な感じに現実的にはなるかなあ」というものを紹介したものです。
各資産クラスのリターンも配当利回りのみを想定して値上がり益は考慮しておらず、過去の株式の長期リターンと比べるとかなり保守的な前提での試算です。
より一般的な前提条件(株式の長期リターン実績等を考慮)で試算した記事はこちら
FIREに必要な資産額についての記事はこちら




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