先日、ドルの受取配当金や受取利息などによる余剰金は、預り金のままにしておくのではなく、外貨建てMMFで運用した方がいいということを書きました。
楽天証券には、米ドルで3つの外貨建てMMFがあります。
今回は、どの外貨建てMMFを選べばよいかを考えてみます。
3つの米ドル建て外貨建てMMFの比較
3つの米ドル外貨建てMMFは以下の通りです。

半年前の利回りは以下でしたので、0.4~0.5%下がっています。米国の政策金利引き下げによるものですね。

目論見書をもとに、主な条件を比較したものが以下です。

こうして見ると、同じ米ドル外貨建てMMFでも中身はけっこう違います。
ノーザン・トラスト・米ドル・リクイディティ・ファンド(楽天・米ドルMMF)
ノーザン・トラストは2024年に設定された新しい商品です。
上位10銘柄は、金融機関のコマーシャルペーパーです。
他の2つに比べると、純資産総額がかなり小さいです(半年前と比べると順調に大きくなってはいます)。


日興USドルMMF
日興は長い運用実績があり、資産規模も大きいです。
特徴としては、EUおよびEU関連機関が発行する商品に投資をする点です。
投資運用会社も、日興アセットマネジメントのヨーロッパリミテッドです。
上位銘柄はコマーシャルペーパー(CP)です。
MMFとして可能な範囲で相応の信用リスクと期間リスクを取っていると言えます。


GS米ドルファンド
GSドルファンドも、20年以上の運用実績があり、資産規模も大きいです。
こちらは米国発行の商品への投資が多いことが特徴です。
上位銘柄は、主に米国債、政府発行債、リバースレポ(買戻し条件付き債券貸借取引=米国債を担保に金融機関に短期の資金を貸す)です。
半年前と比べると、米国債が減って金融機関のリバースレポが増えています。
国債とレポ中心なので、信用リスクをほぼ取っていないのは変わりません。


で、どれを選ぶのか?
わたしは、「日興」か「GS」を選びます。
理由は、長期の運用実績があることと、資産規模の大きさです。
わたしの場合、外貨建てMMFはあくまで余剰資金の一時的な置き場なので、安定感を重視しています。
運用利回りとファンド費用から考えると「GS」なのですが、最近の米国は、トランプ大統領の行動が予見不可能なので、「GS」のメインの投資先(米国債とレポ)が、リスクゼロかというと、やや不安に感じる面があります。
また、中長期の米国債や米国債ETFをポートフォリオの一部としてすでに所有しているため、期間が異なる短期とは言え、既存ポートフォリオとリスクの源泉が重複する「GS」だけではなく、EU発行商品が中心の「日興」を入れておくことで一応「リスク分散」を図っています。
本日もお読みいただきありがとうございました。



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