1ドル128円まで円高回帰。そろそろ米国債で運用開始してもよさそう!?

債券(米国債・他)
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2023年に入り、円高ドル安が進んでいます。

2023/1/14時点では1ドル128円まで円高に戻ってきました。

米国の利上げペース鈍化に加えて、日本円の金利が上昇し、また1/17、1/18の日銀政策決定会合での更なる金融政策の変更が警戒されていることもあり、足元ではかなり円高ドル安が進んでいます。

これまでは円安により米国株や米国債券への投資を躊躇していた方にとっては、少し為替リスクが小さくなり、ドル建て資産への投資を検討しやすくなってきています。

今回は、ここまで円高に戻ればそろそろドルを購入して米国債で資産運用開始してもよさそうか、というのを円債で運用した場合との比較をする形で検証していきたいと思います。

1ドル128円まで円高回帰。そろそろ米国債で運用開始してもよさそう!?

結論としては、米国債で運用してもよいと思います。

以下、日本10年債と米国10年債に投資した場合について、どこまで円高になるとどちらが得なのか、を見ていこうと思います。

10年後1ドル104円よりドル高であれば米国債で運用した方が有利

現状の為替レートは1ドル128円です。

日本10年債の利回りは約0.5%、米国10年債の利回りは約3.5%です。

利回り差は約3%ですが、税金を20%とすると、各々0.4%、2.8%の利回りですので、利回り差は約2.4%。

10年で約24%の受取利息額の差となります。

100万円を日本10年債で運用した場合

まず100万円を日本10年債で運用した場合の10年間の受取額を計算します。

利回りは税後で0.4%ですので、10年で4%の利息受取となり、10年間の受取総額は104万円です。

100万円を米国10年債で運用した場合

次に100万円をドルに両替し、米国10年債で運用した場合の10年間の受取額を計算します。

為替レートが128円ですので、100万円=7,812.5ドルです。

利回りは税後で2.8%ですので、10年で7,812.5ドル×2.8%×10年=2,187.5ドルの利息受取です。

10年後に償還される元本7,812.5ドル+2,187.5ドル=10,000ドルが10年間の受取総額です。

仮に為替レートが128円のままだと、128万円となり、日本10年債と比べて+24万円です。

日本10年債と同じ受取総額になる為替レートは104円になります。

よって、10年後に1ドル=104円より円安ドル高であれば、米国10年債で運用した方が有利となります。

ドル円はどこまで円高に戻るのか?日銀金融政策修正で更に円高は進む?

これまで見てきた通り、円金利が上昇したとは言え、いまだに日米10年債は税後で2.4%の利回り差があります。

そのため、米国債で運用した方が円債で運用するより有利になる為替レート(104円)までは相応のバッファーがあります。

とは言え、米国は利上げペース鈍化が予想されている一方、日本円は金融政策修正がはじまったところで、今後の更なる利上げもあり得るため、更なる円高回帰も懸念されます。

今後どれぐらい円高回帰が進むのかというのは関心の高いテーマですが、マネックス証券のサイトで解説記事が載っていたので紹介します。

以下はドル円為替レートと日米10年債の利回り差の動きです。

マネックス証券より引用

この記事では、米10年債利回りが今後3~4%で推移するなら、日本の10年債利回りは0.6~0.9%程度での推移になり、金利差は2.1~3.4%、日銀の金融緩和政策転換に伴い円金利が大きく上昇し、日米金利差が縮小した場合でも、ドル円が2023年中に120円を割れるほど大幅な円高ドル安に向かう可能性は低いのでは?と述べられています。

また、別の記事では、2021年からのドル高は米2年債の利回りと連動してきたこと、2023年に米2年債の利回り低下は限られると予想されること、それらから円高ドル安リスクも限定的だろうということが述べられていました。

マネックス証券より引用

まとめ

今回は、円高回帰が進んだことを受け、いまの為替水準であれば、円債より米国債で運用する方がいいのか、について見てきました。

2023年の為替レート予想についてはマネックス証券の記事をご紹介しましたが、もちろんこれらは一つの見方ですので、実際にドル円がどのように動くかはわかりません。

ただアセットアロケーションの観点からも、通貨分散を図っていくのが望ましいと思っている方にとっては、為替レートもだいぶ円高回帰が進んだいま、極度に円高ドル安リスクを恐れずに、ドル資産への投資を粛々と進めていくにはいいタイミングかなと思います。

たやっと
たやっと

わたしも、とりあえず時期分散してドルを買って、ドル資産への投資の割合を徐々に増やしていくつもりです。

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