米国のイラン攻撃で各業種の株価はどう動いたか?よく言われるシクリカル業種とディフェンシブ業種は本当か?

資産運用コラム
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週末にイスラエルと米国がイランを攻撃し、イランの最高指導者ホメイニ氏が亡くなるなど地政学リスクが顕在化しました。

このようなリスクイベント発生時に実際に各業種の株価はどのように動くのでしょうか

よく言われる「シクリカル業種」と「ディフェンシブ業種」というのは本当なのでしょうか?

今回は3月2日朝時点の株価の初期反応を見て確認してみたいと思います。


結論

結論としては、各業種ともに言われている通りの動きになっています

シクリカルと言われている業種は大きく下落していますし、ディフェンシブと言われている業種はあまり下がっていません。

以下、詳しく見ていきます。


リスクイベント発生時の各業種の株価の反応

以下は3月2日時点のヒートマップです。


(出典:SBI証券)

下落が目立つのは以下の業種。

業種(代表的な銘柄)株価の動き
銀行(メガバンク、地銀等)5%以上の下落
保険(東京海上、第一生命等)3~4%下落
自動車(トヨタ等)3~5%下落

金融」や「自動車」は、市場が荒れると全体以上に大きく売られる傾向がある、典型的な「シクリカル(景気敏感)」業種です。


値動きが小さいのは以下の業種

業種株価の動き
食料品(JT、アサヒ、キリン等)1%未満の下落
通信(NTT、KDDI、ソフトバンク等)1%未満の下落

食品」や「通信」は、市場が荒れても下落幅が限定的になりやすい「ディフェンシブ」業種の代表格ですね。


値上がりしている業種

業種(代表的な銘柄)株価の動き
石油石炭(ENEOS等)1~4%の上昇
海運(日本郵船等)1~2%の上昇
鉱業(INPEX等)6%以上の上昇

今回はリスクイベントがイランへの攻撃で、ホルムズ海峡封鎖によるエネルギー価格高騰が予想されるため、エネルギー関連の業種は全体に逆行して上昇していますね。


で、個人投資家としてはどうすればいいのか?

各業種のリスクイベント発生時の株価の動きが、一般的に言われている特性通りだとして、では個人投資家としてはどうすればいいのでしょうか?

私の結論は「業種分散して、安心して長期保有できる銘柄に投資をしていれば、特に動く必要はなし」というものです。

結局のところ、各業種の特性は一長一短です。

銀行株はリスクイベント発生時には大きく下落しますが、逆にこれまでは大きく上昇してきました。

通信株は今回はあまり下がっていませんが、逆にこれまではあまり上がらず、大きく出遅れていました。

ですので、リスクイベント発生時の大きな下落を目の当たりにしただけで「やっぱり銀行株はだめだな」と考える必要は全くない、ということです。

ただ、業種ごとの特性はやはりあるので、しっかりと特性を理解して、長期保有であれば業種分散短期トレードであれば特性を理解したトレードをすることは大切だと思います。


まとめ

今回はリスクイベント発生時の業種ごとの株価の動きの違いについて、よく言われている「シクリカル」と「ディフェンシブ」の分類は本当なのか?を見てみました。

私自身も業種ごとの特性をしっかり理解しておくことの大切さを再確認することができましたので、自分のポートフォリオの構築に活かしていきたいと思います。

本日もお読みいただきありがとうございました。

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