テーパリング、利上げへの備え

資産運用コラム・時事解説
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米国ではインフレ懸念が高まっており、テーパリング(量的緩和の縮小)の前倒し完了、6月頃からの利上げが見込まれています。

2022年は米国株式の下落を警戒しながら投資をしていく年になります。

今回は、テーパリング、利上げへの備えとして、個人投資家が準備しておくべきことについて紹介をしていきます。

テーパリング、利上げへの備えとして準備すべき4つのこと

株価の下落が始まってからは往々にして冷静な判断が難しくなります。
備えとしては、下落が始まる前に行動を決めておき、実際に下落が起きたときには事前に決めた行動に従い、粛々と行動をするのがよいと思います。

具体的には以下を行います。

  1. 自分のポートフォリオへの影響を考える
  2. 下落が始まったときに自分がとる行動を決めておく
  3. リスクが大きすぎるなど、必要がある場合は、下落前にポートフォリオの入替をする
  4. 下落が始まったら2.で決めた行動に基づいて粛々と行動する

自分のポートフォリオへの影響を考える

例えば、私、たやっとの場合は、以下のようになります。

まず以下が現在のポートフォリオ。

<予想される影響>

米国株式(11百万円/9%)
アマゾン、グーグル、マイクロソフト、エヌビディア、テスラ、J&J、AT等。

ハイテク株中心のポートフォリオ。Cashや債券への資金流出、バリュエーション理論株価の低下、過剰流動性解消による売り圧力により株価が下落するリスクあり。ハイテク株は過剰流動性による資金流入で過熱しており、PER50倍~1,000倍超(テスラ)!とそもそもが割高な株価水準となっており、利益が毎年ハイペースで伸びていかないと正当化できない水準。株価が下がり始めるとリスク回避のための売却、信用売りなどにより売りに拍車がかかり、急落する可能性もある。

日本株式(10百万円/9%)+REIT(2百万円/2%)
MUFG、SMBC、JT、東京海上、第一生命、三菱商事、三井物産等の高配当株式。

米国株式が下落した場合、連られて下落する可能性あり。海外投資家が現金志向を強めた場合やリスク回避志向に走った場合は、業績関係なく需給で売られるため、一時的に株価は大きく下げる可能性あり。

米国債券(4百万円/3%)
AGG、BND、LQD、PFF。

政策金利上昇(短期金利上昇)が必ずしも長期金利上昇(債券価格下落)につながるかどうかは不透明だが、将来の利上げ期待が継続する場合、長期金利も上昇する。その場合、債券ETFの価格も下げる可能性あり。

下落が始まったときの自分の行動を決めておく

自分のポートフォリオへの影響を考えたうえで、下落が始まったときの自分の行動を決めておきます。

<行動①既存ポートフォリオ>
米国株(アマゾン、グーグル、マイクロソフト、エヌビディア、テスラ等)は、利上げがあろうがなかろうが、今後も世の中でも必要とされ伸びていくという見立てのもと、将来有望な会社の一部を所有するという視点で保有している銘柄。
短期的な急落があっても、世の中のトレンドに乗ってビジネス自体が伸びていく限りは中長期的には株価は戻ると判断しホールドする。
本業利益の伸び率が鈍化した場合は売却を検討。

日本株、REITは潰れない銘柄に投資しているため、本業業績に影響が出ない限りはホールド。

米国債券ETFも分散投資しており、銘柄入れ替えも適切に行われると想像されるためホールド。

仮に半値になっても影響は損失は13百万円(資産全体の11%)と精神的にも十分耐えうる水準。

<行動②新規投資>
買いたい銘柄、買いたい価格、買い方、いくら買うか、ポートフォリオ全体の投資割合をどこまで増やすかを決めておく。
候補は、VT、VYM、ビザ、P&G、アップル、KDDI、NTT、トヨタ。
米国債券ETF(AGG、BND)、債券現物も金利が上がれば買い増し検討。

ドルコスト平均法で積立投資を組み合わせてもよい。
対象は、VT、VYM。

下落前にポートフォリオの入替をする

わたしの場合の考え方は以下のようになります。

まず、ベースとしては、ポートフォリオ全体に占める投資割合をかなり低くコントロールしているため、既存ポートフォリオを売却する必要はなし。
追加投資を慎重に行い、2022年の株価調整局面で追加投資できる心の余裕をもっておく。

持ち高の大きいテスラはバリュエーション的には異常な水準でもあり、一旦利食いで一部売却も検討。その場合、ハイテク株の一部をダウ平均などのETFに切り替え。ただし、売却益への税金が勿体ないのと、ポートフォリオ全体の中での位置づけ(資産増加の役回り)を考えて保有継続でも問題なし。

そもそも一番儲かる行動は、高いときに一旦売却、利上げ後底値で買い直しだが、そもそも一番儲かる行動を取るのは難しいし、大した調整もなく買い直しができないというシナリオもあるため、下落を予想して、いまの段階で投資ポジションを大きく下げるということはしない。

下落が始まったら粛々と行動する

あとは2で決めた方針に従って行動します。
もちろん事前に想定していなかった要素が実際に発生したら、それは加味して適宜修正しますが、基本的には決めたものに従って行動します。

まとめ

実際に株価の下落が起こると、なかなか冷静な判断に基づいて投資判断をするのは難しいです。
それがわかっているので、実際の株価の下落が始まる前に考えを巡らせ、自分の行動につき書き出しておくということが大事です。

実際に株価の下落が起きたときに、自分がどのように事前に考えていたのかを見ることで、少しでも冷静に判断ができるのでは、と思います。

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