米国経済が2023-2024年にはリセッション(景気後退)に入ると言われています。
米国2年債と10年債の利回りが逆転する逆イールドが発生すると、その後半年から1年半の間にリセッション入りするということが投資家の間では知られており、米金融機関も今後のリセッション入りについて予想する声が高まってきています。
今回は、リセッション局面での投資戦略について考えます。
この記事を読んでわかること
- 米経済がリセッション入りすると言われている理由
- リセッション局面での投資戦略
米経済がリセッションすると言われている理由
米国経済がリセッション入りするかどうかを判断する指標として米国投資家の間でよく知られているのは、2年債利回り(短期債)と10年債利回り(長期債)の利回りが逆転する逆イールドと言われる現象です。
通常、債券の利回りは償還までの期間が長くなると金利が高くなり、償還までの期間が短ければ金利が低くなりますので、10年債の利回りは2年債の利回りより高くなります。
2年債の利回りは、米国金融当局の政策金利の先行きの見通しの影響を受けて決まる一方、10年債の利回りはもう少し長いスパンでの米国経済やインフレ率の将来の見通しの影響を受けて決まります。
投資家が米国経済の先行きに不安をもっていて、将来景気減退が起こり、金利を下げざるを得ない状況になるという見通しをもっていると逆イールドが発生するため、逆イールドは将来のリセッション入りのサインと考えられています。
2022/3/29の債券市場で2年債と10年債の利回り差がゼロとなりました。
2022/4/9現在では10年債の利回りが上昇しましたので、10年債の利回り>2年債の利回りとなっていますが、逆イールドが発生するかも知れない状況が続いているため、リセッションを懸念する見方が台頭してきています。
なお、逆イールドが発生してもすぐさまリセッションが発生するのではなく、過去の例を見ると、逆イールド発生の半年から1年半の間にリセッション入りすることが多かったため、リセッション入りの時期は2023年から2024年頃と言われています。
リセッション局面での投資戦略
まず足元の投資環境について、主要なデータを列挙してみます。
- 米国債10年の利回り2.7%、2年2.5%
- ドル円124円
- 日本国債10年の利回り0.235%
- 日経平均16,984円
- NYダウ34,721
- 原油102ドル
- 金1,947ドル
- 不動産現物(日本)大きく変わらず
株価は日米ともに軟調、債券価格は下落、コモディティーは上昇、ドル高円安、現物不動産は大きな変化なし、と各アセットタイプでばらばらの動きです。

次に私の投資戦略について紹介します
異なる種類のアセットを分散して持つ
まずは、株式、債券、コモディティーなど異なる種類の資産に分散投資をします。
これにより何かが下がっても何かが上がるというリスク分散が図れます。
通貨も分散しておくとドル高局面でも恩恵があります。
現物資産(不動産)は使用価値もありマーケットがボラタイルなときでも比較的価格は安定しているので、ある程度の資産規模になるとやはり組み入れたいアセットクラスになります。
保有している資産の価格の動きを継続的に見ていると、同じ日本株でも業種によって異なる動きをすることに気づきます。
少し前はコモディティ価格の暴騰により商社株が暴騰しましたが、いまは少し下落していたり、米国での長短金利拡大時に日本の銀行株の株価は上昇しましたが、いまは少し下落しています。
米国株でもアマゾン、グーグル、マイクロソフト、エヌビディアなどナスダック銘柄と、J&Jなどは異なる動きをすることがよくあります。
このことから、一攫千金を狙う投資スタイルではなく、リスク分散しながら安定して資産形成をしていきたい場合、業種も分散して投資をするのがよいです。
もちろんVTやVOOなどのETFや投資信託を使ってマーケット全体に投資すると簡単に分散効果を得られるので、それも一つの選択肢になります。
一定のポジションは継続保有
リセッション入りが予想されるのであれば、リスク資産である株式はすべて売却して、株価下落後に買いなおせばいいのでは?ということを考える人もいると思います。
私の場合、もちろん比重の大きい銘柄の一部を売却してリバランスする程度のことは考えますが、すべてを売却するということは考えていません。
というのは、結局株価の底値を見極めるのは極めて難しいので、買い直しのタイミングを逸してしまう可能性もあるのと、リセッションで株価が下落しても結局時間がたてば下がったものはまた上がる、単に一定の時間を必要とするだけ、と考えているためです。
仮に2023-2024年にリセッション入りして株価が20-50%下落しても、そこから徐々に株価は回復し、2025-2030年にはまた戻ってくるのだろうと考えているため、投資先企業が投資した際に想定した価値を生み出せている限りは、売却する必要はないかなというスタンスです。
スイングトレードでちょこちょこ稼ぐ
過去数年のように保有しているだけで株価が右肩上がり、儲けが出るという相場ではないと思います
よって、儲けたかったら売買する相場だと思います。
株価が一本調子であがらない一方でボラティリティは高いのでトレードでは儲けやすい局面です。
戦略としては下がりすぎたものを下がりすぎたタイミングで購入し、利が乗ったら売るということをちょこちょこやろうと思っています。
売買する銘柄は投資後株価が下がっても長期で保有継続してもよいと思っている銘柄を対象にして、上がったら儲け、下がったらじっくり長期保有、というスタンスです。
先日はトヨタ自動車株を1850円で購入し1950円で売却をしましたが、そのようなイメージです。
まとめ
リセッション入りしても景気後退期が永久に続く訳ではないため、リスク分散されたポートフォリオを組み、一定のポジションを保有継続し、積立投資で投資を継続する、というのが基本方針です。

とりあえず当面は以下のような感じの投資をしていこうと思います。
- VT、VOOの積立投資継続
- ドル債もしくはAGG、BNDを買い増し
- 割安なものをウォッチしてスイングトレードで小遣い稼ぎ
- 一定のポジションは継続保有し配当等をエンジョイ
- リセールバリューのあり割安で買える現物不動産を物色
2022年の投資方針についての記事はこちら




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