リスク資産(株式)にどの程度の資金をアロケーションするかが決まったら、次は具体的に何に投資するか=商品を決めます。
前回は「リスク資産(株式)」について、具体的なオススメ商品=ポートフォリオを紹介しました。
アセットアロケーションの記事で紹介した通り、リスク資産以外の部分は「安全資産」です。
安全資産の基本となるのは、現預金です。
ただ、安全資産の中に当面使わない資金もある場合は、少しでも高い運用利回りが得られる方がよいですよね?
今回は「安全資産」クラスのオススメの商品=ポートフォリオを紹介します。
各資産クラスのオススメのポートフォリオ(安全資産編)
結論としては、①10年変動個人向け国債、②インターネットバンク定期預金、③保険(為替リスクのない学資保険など)になります。
以下、一つずつ紹介します。
10年変動個人向け国債
まず一つ目にオススメするのは、個人向け国債です。
簡単に言うと「個人向け国債の購入=日本という国向けにお金を貸す」ということです。
元本割れするリスクは、日本という国がお金を返せないとき、です。
それ以外は、1年経過すると元本割れリスクなし、という設定になっています。
メリットとしては、変動金利なので、多少はインフレヘッジが可能という点です。
インターネットバンク定期預金
次にオススメするのはインターネットバンクの定期預金です。
時々ですが、1~3年で年利0.3%ぐらいのものがあり、普通預金よりは高金利です。
こちらも1,000万円までは預金保険機構というところが保証をしますので、元本割れリスクは低いです(ゼロではありませんが、普通預金しているのと同じリスク)。
保険(為替リスクのない学資保険など)
最後に紹介するのは、保険(為替リスクのない学資保険など)です。
保険を資産運用目的で加入するのはオススメしない人が多いです。
保険商品は、保険会社の経費などがありその分運用利回りは下がるはずですので、構造的には資産運用目的で保険を買う経済合理性はないです。
特に保険商品は10年などの長期のものが多いため、長期で運用するなら、株式などに自分で投資する方がよい、はずです。
ただ、ここでは保険を「リスク資産」としてではなく、「安全資産」の一部として考えています。
保険を買うメリットとしては、仮にマーケットで予期せぬことがあって誰もが運用がうまくいかなかった場合でも、保険会社は契約者に対して約束された固定の利回りを払う義務があるので、(保険会社が約束を破らない限りは)損失吸収クッションがあるという点です。

わたしは数年前にソニー生命の学資保険を一括払いで購入しましたが、1.36%の年利回りです。
もちろん株式に投資するより利回りは低いですが、元々リスク資産の一部ではなく、安全資産の一部という位置づけです。買ってからいままでのところは安全資産という感覚で安心して保有はできるな、という感覚は持っています。
まとめ
今回は安全資産部分の運用について、オススメの商品=ポートフォリオを紹介しました。
基本的には、個人向け国債とインターネットバンクの定期預金を都度調べて、有利なもので少しでも高い利回りを狙う、という方法が王道です。
もしアセットアロケーションの検討の結果、安全資産が多くある場合は、資産運用としてはベストではないことは承知の上で、保険などを活用するというのも、安全派の方にとっては現実的な選択肢の一つかなと思います。
なお、米国債券や米国債券ETF(AGG、BND)は為替リスクがあるので、「安全資産」というくくりからは外しています。
よい商品だと思いますが、為替変動というのは結構大きいです。
これらは、もう少し資産が大きくなって「為替リスクをとりたい(円安リスクを減らしたい)けど、米国株のリスクはこれ以上取りたくない」といった段階で検討するというのがよいかと思います。

まずはシンプルにアセットアロケーションで、安全資産とリスク資産の割合を決めて、「安全資産は現預金、リスク資産は株式」という組み合わせで資産運用を始めるのが基本形かと思います。
安全資産(インターネットバンク定期預金)について紹介した記事はこちら




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