円預金だけで資産を保有するリスク

資産配分・長期戦略
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最近円安が止まりません。2022/4/15時点でのドル円は126円になりました。
またガソリン代や日用品の値上げが続くなど、物価の上昇も生活に影響を及ぼすようになってきました。
今回は、円預金だけで資産を保有するリスクについて解説します。

この記事を読んでわかること

  1. 円預金だけで資産を保有するリスク
  2. 取るべき対応策

円預金だけで資産を保有するリスク

結論としては、円預金だけで資産を保有すると、知らないうちに実際は貧乏になっている可能性があります。
そのようなことになるのを防ぐためには、円預金以外の資産(不動産、株式、外貨など)にも分散して資産を持つ必要があります。

具体的には以下のようなリスクがあります。

円安リスク

以下は過去10年のドル円の為替チャートです。
2012年当時はドル円が78円程度でしたが、現在は126円です。

1ドル78円 = 1円0.12ドル
1ドル126円 = 1円0.079ドル
ということですから、10,000円をもってアメリカにいくと、2012年には1,200ドル分の買い物ができましたが、2022年だと790ドル分の買い物しかできないということを意味します。

つまり、2012年も2022年も同じ10,000円をもっていて、持っているお金の量は「表面的には」変わっていないのですが、実際は、知らないうちに貧乏になっているということです。

インフレリスク

同じお金で買えるものが減る

以下は過去10年の日本のインフレ率の推移です。
CPIというのはConsumer Price Index(消費者物価指数)で、以下のコアCPIというのは生鮮食品を除いた消費者物価の推移を示しています。

過去10年で見ると日本のインフレ率(物価上昇率)は-1%~+1.5%の間で推移しており、大きく物価は上昇していませんが、最近ではロシアのウクライナ侵攻を受けたエネルギー価格の高騰もあり、ガソリン代を中心に物価があがってきているのを日常生活でも感じるようになってきました。

仮に物価上昇率が3%になると、100円で売られていたものが103円になるということですから、同じ10,000円をもっていても、買える量は減ってしまいます。

すなわちここでも、知らないうちに貧乏になる、ということが起こっているわけです。

同じお金で家が買えない!?

以下は、国土交通省が発表する年間約30万件の不動産の取引価格のもとに不動産価格の動向を指数化した「不動産価格指数」の推移です。

2008年から2021年にかけてマンションの価格は約1.7倍に上昇しています。
つまり、ものすごく単純化していうと、2008年に3,000万円で売られていたマンションが2021年には5,100万円になっているということになります(もちろん実際のマンションの値段は物件ごとに異なります)。

もし2008年に3,000万円をもっていたとして、それらをすべて円預金で保有していたとすると、2008年にはマンションを購入することができましたが、2021年にマンションを買おうとすると買えない、という状態になっています。

やはり、知らないうちに貧乏になっている、ということになります。

取るべき対応策

円預金だけで資産を保有していると、知らないうちに貧乏になっているというリスクがあります。
それを防ぐためには、円預金以外の資産(不動産、株式、外貨など)にも分散して資産を保有する必要があります。

”お金”は”モノ”の価格があがると知らないうちに価値が下がってしまうので、”お金ではないもの”で、資産を保有するということです。

資産を円預金ではなくドルで保有していた場合

もし2012年に手持ちの3,000万円をドルに換えていたとすると3,840,000ドルになります。
ドル保有期間中の受取利息などを考慮しなかったとしても、2022年に保有している3,840,000ドルは、円に両替すると4,838万円になります。

この間、日本のインフレ率は-1%~+1.5%で物価はあまり上昇していないため、2022年に4,838万円を保有していれば、買えるモノの量が減る(知らないうちに貧乏になる)ということはありません。

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円資産ではなくマンションを購入していた場合

仮に2008年に保有していた円預金を使ってマンションを3,000万円で購入していた場合、購入したマンションの価格は2022年に5,100万円になります。

このマンションを売れば5,100万円の”お金”になりますから、2022年に新たにマンションを購入しようと思えば引き続き購入できる状態を保つことができます。

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円預金ではなく日本株式を購入していた場合

2012年に9,000円程度だった日経平均は2022年には27,000円程度になっています。

仮に2012年に手持ちの3,000万円で日本株式を購入していた場合、2022年には9,000万円になっていますので、もちろん知らないうちに貧乏になっていることはありません。

まとめ

今回は円預金だけで資産を保有するリスクについて解説しました。

円安やインフレのリスクは、つまりは、円という”お金”の価値が知らないうちに下がってしまい、知らないうちに貧乏になってしまうリスクです。

”お金”以外の資産(不動産、株式、外貨など)にも分散して資産を保有することで、このリスクは一定程度軽減することができます。

もちろん、不動産、株式、外貨などは価格変動のある資産ですので、一度に円預金からそのような資産に移すのではなく、時期も分散して移していくことが大切です。

たやっと
たやっと

私自身も円預金の割合が非常に大きくなってしまっているので、時間分散してドルコスト平均法で米国資産を買付したり、今後、不動産を購入したりして、リスク分散を図っていきたいと思っています。

リスクを抑えて投資をしたい方向けの記事はこちら

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