円安はどこまで進むのか。資産防衛のためにやるべき資産運用とは?

資産運用コラム・時事解説
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円安が止まりません。

先週末には米国消費者物価指数(CPI)の発表があり、インフレ率の高止まり懸念から、米国金利の更なる上昇が予想され、ドル円は1ドル134.56円と約20年ぶりのドル高値圏に急伸しました。

円安が進むと、輸入品の円建て価格が高騰するなど生活面でももちろん影響はあります。

また、資産運用面でも保有している円建て資産が実質的な目減りをするという悪影響があります。

今回は、円安が今後どこまで進むかわからない中で、資産防衛のために個人投資家はどういう行動をどるべきかについて紹介します。

為替レート関係なくドル建て資産を少しずつでもいいので買い始める

結論としては、為替レートは関係なくドル建て資産を少しずつでもいいので買い始めるのがよいと思います。

これは中長期の資産形成をする上では、このような投資行動をするのがよいだろうということです。

短期的なトレードで利益を上げる目的の場合、為替レートの動きが投資の損益に大きな影響を及ぼします。現在はかなり急なペースで円安が進んでいますので、今のタイミングでドル資産を買うことがよいかどうかはわかりません。

短期的な為替レートの動きは読めない

足元ではかなり急なペースで円安が進んでいますし、最近ではニュースでも円安のことが多く報じられているため、このままでは自分の資産が目減りしていってしまうのでは?資産防衛の観点から円以外の資産(以下ドル資産とします)を買うべきだろうか?など不安な気持ちとともにドル資産の購入について検討されている方は多いのではないでしょうか。

一方で、足元の円安のペースがあまりに急なため、今からドル資産を買うと、逆にすぐに円高に戻ってしまって、損をしてしまうのではないか?という懸念を持つのも当然です。

しかし、正直言って、為替レートの動きを完璧に読むことはできないため、いつドル資産を購入し始めるかということを、為替レートがこうなったら、という視点で決めるというのはなかなか難しいように思います。

長期の資産形成目的なら通貨は分散すべき

長期の資産形成を目的とする場合、筆者は通貨を分散したポートフォリオにする方がよい、と考えています。

これは単純にリスク分散になるから、です。

確かに多くの日本人は日本に住んで円で生活をするので、日々使うのは円ですが、かといって自分の資産を全て円建ての資産を保有するというのは、あまりにリスクが集中しています。

過去20年を振り返れば、日本より経済成長率の高い国はたくさんあり、全ての資産を円建てで保有するより、通貨を分散したポートフォリオを組んでいた方が高いリターンを得られました。

今後、どうかというのはわかりませんが、わからないなら、いくつかの国や通貨にベットするのが普通で、わからないから円集中、という方が偏った投資になる気がします。

まずは自分のポートフォリオのドル資産割合をチェック。ドル資産(通貨分散)が不足なら為替レート関係なくドル資産購入を進める。

どのタイミングでドル建て資産を買い始めるか、を決める際には、自身のポートフォリオのドル資産割合が現状どうなっていて、それを今後どうしていきたいのかという視点から考えていくのがよいと思います。

どの程度の割合をドル資産にするかは、各自の年齢、家族構成、総資産額、リスク許容度などによるため、一概にこの割合がいいというのはありません。

ドル資産を持つということは、為替変動によって円に換算した場合の資産が減少する可能性があるということですので、為替変動による資産減少をどの程度の額までなら許容できるか、ということから、ドル資産の「額」(率ではなく)を決める、というのが一つの方法です。

その上で、自身の現在のポートフォリオをチェックしてみて、自身のイメージするポートフォリオに対してドル資産が不足しているなら、足元の為替レートはあまり気にせず、ドル資産の購入を進めていけばよいと思います。

時間分散してドル資産購入を進める

それでもやはり円高への揺り戻しが心配、と感じるかもしれません。

その場合は、ドルを一度に購入はせず、時間分散をしてドル資産購入を進めるのが一つの選択肢です。

円高になるのを待ってからドル資産購入を始めようとすると、ずっと円高にならないリスクがあります。またその場合、その間も保有している円資産の価値は目減りしていきます。

また、長期的にポートフォリオの一部をドルで運用するつもりなのであれば、円高になったからといって為替損がすぐに実現することはなく、米国株や米国債券に投資を続けて、いつか将来ドル高になったタイミングで円に戻すという選択肢もあります。

ずっとドル高にならなければ、ポートフォリオの円資産の実質価値が下がらなかったのでラッキーと思えばよいですし、そもそもそれがリスク分散、ということです。

住信SBI銀行のドル預金積立もしくは楽天証券、SBI証券で円貨決済でドル資産積立投資

具体的に時間分散してドル資産を購入する方法ですが、①住信SBI銀行でドル預金積立をするか、②楽天証券やSBI証券で円貨決済でドル資産の積立購入を行えばよいと思います。

商品為替手数料備考
住信SBI銀行ドル預金積立0.06%SBI証券口座にコストなしでドル入金可
楽天証券ドル資産の積立購入0.25%株式、ETF等の自動積立設定
SBI証券ドル資産の積立購入0.25%株式、ETF等の自動積立設定

為替手数料が一番安いのは住信SBI銀行でドル預金積立をし、そこからSBI証券口座にドルを入金。そのドルで米国株、ETF、米国債券を購入するという方法です。

一方で、楽天証券やSBI証券で米国株やETFの積立購入をする場合、円を証券口座に入金すれば、あとは円貨決済を選択して、積立購入設定するだけなので、手間としてはこちらの方が楽で、すぐに始められます。あまり手間をかけたくない人はこれでよい気がします。

(なお住信SBIでFXを使ってドルを購入すると為替手数料はさらに安いですが、まとまった金額の取引が必要なため省きます)

まとめ

今回は円安がどこまで進むかわからない中で、資産を防衛するにはどのような資産運用をするべきかについて紹介をしました。

為替の動きを読むのは難しいと割り切って、長期的な視点でポートフォリオの通貨分散によるリスク分散を図ることに主眼を置き、時間分散でドル資産の購入を進めていくということを検討してみてはいかがでしょうか。

たやっと
たやっと

私も時間分散してドル資産の金額・割合を少しずつ増やしていこうと思っていて、円貨決済でVT、VOOの積立購入をしています。金利が上昇してきたドル建て債券や連続増配株ももう少し買い増しをしていきたいので、時間分散しながら買い進めるつもりです。

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