世界的なインフレ率の高止まり長期化懸念から、米国債券の利回りが再び上昇しています。
SBI証券の米国債券の売り出しリストを見ると、1年超が4.952%、2~5年でも4%を超えており魅力的な水準です。

日本では日銀の次の総裁が植田和男氏に決まりました。
植田氏はこれまでの日銀の大規模金融緩和は安定的なインフレ目標2%を達成するためには適切な金融政策であったと話をしており、当面はこれまでの金融政策を継承していくものと思われます。
また2023年半ば以降にはインフレ率は2%を下回る可能性にも言及しており、2%の目標達成にはなお時間がかかるとの見解を示しています。
日本での日銀新総裁の発言、米国でのインフレ率高止まり懸念から、ドル円の為替は再び円安ドル高方向に動いており、足元の水準は1ドル136円付近となりました。
今回は、再び円安ドル高となる中、米国債への追加投資について考えてみたいと思います。
米国債の追加購入
このような状況の中ではありますが、わたし自身は、全体のポートフォリオのバランスを考えて、粛々と円をドル転し、米国債の追加購入を時間分散で行っていく方針です。
年限としては、5年までの期間と20年弱の期間のものを組み合わせて購入をしていきます。
日本の10年国債の利回りは今後、多少の上昇があったとして0.5~1%程度で推移すると考えており、金利差は3%程度あるため、購入後、多少円高に動いても円ベースでもそれなりの利回りは確保できると期待をしています。
平均10年の米国債に投資したとして、3%×10年=30%の超過利息(円債投資に対して)が稼げるので、ドル円がいまの水準の70%(95円)になったとして円債投資と同程度の利回りです。
過去1年のドル円チャート。

過去10年のドル円チャート。

日米金利差が現状水準から縮まらなければ、短期間での急激な円高揺り戻しの可能性は低いように思います。
ドル建て社債も魅力的
安心して大きな金額を投資できる先としては米国債が一番ですが、高利回りを求めて、多少の金額は優良企業のドル建て社債を組み入れてもいいかと考えています。
以下のように、三菱UFGやSMFGなどの優良企業の社債は5%を超える利回りとなっています。

もちろんクレジットリスクがあるので、大きな金額を投資することは考えていませんが、多少組み入れる分にはよいかもしれません。
まとめ
為替が再び円安ドル高にむかっており、米国債や米国株への追加投資を躊躇してしまうような環境になってきました。
為替の動きを読むのは非常に難しいため、時間分散して粛々と追加投資をしていくのは、機会損失を逃さないための一つの有効な戦略だと思います。
為替が円高になるタイミングを待つにしても、どの水準まで待つのがいいかなどを決めるのは容易ではありませんし、都度、もっと円高になるかも?などと考えてしまいます。
それであれば、毎月一定額など、決めた金額で粛々と購入をしていく方が実践するのは簡単です。
全体のポートフォリオのアセットアロケーションが最も大切なことだと思いますので、自身のポートフォリオを見て、ドル建て資産の買い増しが適切であれば、淡々と追加投資をしていくのはいかがでしょうか。



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