【FIRE/配当金生活/新NISA成長投資枠/長期保有銘柄検証③/三菱UFJフィナンシャルグループ】

高配当株(日本株・米国株)
スポンサーリンク

FIRE/配当金生活のための新NISA成長投資枠での長期保有に適した銘柄かどうかを独自の観点から検証していきます。

第三弾は「三菱UFJフィナンシャルグループ」です。

分散投資ポートフォリオに組み入れる「高配当株」の選定基準

まず、基本となる考え方ですが、わたしは「高配当株」は分散ポートフォリオの一部として考えています。

  • どんな優良な銘柄であっても、個別銘柄への集中投資はリスクが高いので避け、分散投資をすべき
  • 当該銘柄を「分散されたポートフォリオ」の一部に組み入れるかどうかは、①個別銘柄の評価と、②ポートフォリオ全体でのバランス(アセットタイプ分散、業種分散)の両面から判断する

「高配当株」の選定基準は以下です。

  • 倒産するリスクが低い(財務面だけでなく、ネームバリュー/業界地位的にも)
  • 安定した配当実績があり、今後も期待できる
  • 配当利回りが高い(最低でも3%以上)
  • 業績が安定していて、配当性向が低く増配が期待できれば尚良し

結論は「買い」

結論は「買い」です。

理由は以下。高配当株の銘柄選定基準を全て満たします。

  • 配当利回りが約3.5%と高配当
  • 4年連続増配中。10年以上減配はなく、安定した配当が見込める。
  • 配当性向が約40%で、現行程度の配当支払いは無理のない水準。
  • 銀行首位。日本を代表する歴史ある企業。ここが倒産する事態はよっぽどの事態で、そうなったら諦めるしかない(と思える企業)。

配当実績は以下の通り。

配当方針は以下の通り。配当性向40%を目安としており、今期も増益・増配予想です。

配当に加えて、自社株買いを積極的に行っており、2010-2024年のEPS成長率は何と年平均10.4%です。

ポートフォリオに組み入れる銘柄としては合格です。

三菱UFJフィナンシャルグループは割高?いま買うべき?

銘柄としてはいいとして、気になるのは、いま買うべきかどうかです。

以下の長期チャートの通り、いまの株価は過去の水準からすると、高値圏に見えます。

特に2023年頃から株価が急上昇しています。

この間のEPSの推移は以下の通りです。PERは11.3倍で、25/3期の水準のEPSが維持されるのであれば、そこまで高い水準ではありません。

なぜこんなに利益が伸びているのかが気になったので、2025年3月期と2019年3月期を比べてみると、収益自体が伸びています。

  • 資金利益は、19,227億円→28,765億円(150%)
  • 信託報酬+役務取引等利益は14,293億円→20,902億円(146%)

貸出による利益(資金利益)も、信託報酬+役務取引等利益(手数料等収益)も伸びており、ベースの本業の収益規模が6年前と比べると大きく増えています。

一方で、営業費は26,471億円→32,281億円(122%)と収益増ほど増えていません。

このことが利益増の主因とすると、一過性のものではないと考えることができると思います。

【2025年3月期(24年度)】

【2019年3月期(18年度)】

利益増の遠因としては、円安による海外収益の円換算の増加、円金利上昇による利ザヤの拡大があります。

また、手数料収益の拡大など、事業・収益源の多角化を進めてきたことも貢献しています。

今後、円金利の上昇が続くと、0.25%の金利上昇により+1,800億円の利益の上振れ要因になるとのことですので、同社株への投資はインフレ対策にもなります。

では、三菱UFJフィナンシャルグループ株への投資にリスクはないのか?

もちろんリスクはあります。

一つは、景気悪化による企業の倒産の増加です。

以下は長期の利益推移ですが、08年度(2009年3月期)に同社は赤字に転落しています。

この時の赤字の主因は、企業倒産増加による与信関係費用(貸倒)の増加です。

当時はリーマンショックの発生により、不動産業などで大型倒産が相次ぎました。

これは同社に限らず、銀行業全体の話ですが、不況による企業業績悪化、倒産増加により、銀行の業績は悪化しますので、今後も同じような局面がこれば、大きな減益は避けられないと思います。

そして、この時、2006年から2011年にかけて、株価は高値から84%も下落しています。

このようなボラティリティ(変動性)の高さがある、というリスクは抑えた方がよいです。

そのため、いまの業績は非常によいですが、集中投資は危険です。

例えば、不況に強い銘柄と組み合わせて投資するなどのリスク分散は必要と思います。

ただ、一方で、注目したいのは、不況による業績への影響は「一時的」な影響にとどまっているということです。

これは、同社がうまくリスクをコントロールして、経営する力があることの証左でもあり、結局は経営陣の手腕や企業として危機に対応する力があれば、長期的には業績、株価は回復します。

長期保有を前提に、分散投資の一部として保有する銘柄としては、十分対象になる銘柄と思います。

まとめ

今回は、FIRE/配当金生活のための新NISA成長投資枠での長期保有に適した銘柄かどうかを独自の観点から検証する第三弾として「三菱UFJフィナンシャルグループ」を取り上げました。

結論は「買い」。

ただし、銀行は業種的に不況に弱く、株価のボラティリティも大きいので、分散投資の一部としての投資とするのが肝要かと思います。

お読みいただきありがとうございました。

スポンサーリンク
高配当株(日本株・米国株)
シェアする
tayatをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました