衆議院選挙での自民党大勝から2営業日で日経平均は3,000円超上昇し、57,000円台に突入しました。
あまりに急ピッチでの上昇で、日本株を保有している人は嬉しい反面「さすがに上がりすぎでは?」「一度、利益確定した方がよい?」という考えが浮かんできたり、日本株をあまり保有していない人は「日本株はもう割高なのでは?」「いまから買っても遅いのでは?」など、いろいろ考えてしまう局面でもあります。
今回はいくつかのデータから日本株は割高なのか?について考えてみたいと思います。
日本株は割高なのか?利益確定するべき?いまからでも買うべき?
まず結論です。
指標的には「割安ではない」が「ものすごく割高という訳でもない」
保有している一部を段階的に利益確定するのはアリ
保有していない(orあまり保有していない)なら、段階的に買い始めるのはアリ
以下、このように考える理由を詳しく説明していきます。
日本株は割高なのか?
指標的には「割安ではない」が「ものすごく割高でもない」と考える理由ですが
「日本企業のEPS(一株当たり利益)は2010年比で約4倍に伸びているため、株価は同年比約5倍に上昇しているものの、PERで見ると25倍程度と、割安ではないが説明不能な水準でもないから」です。
以下は「野村證券」さんのサイトに掲載されているデータから抜粋です(最新データの時点は2025/10/末)。


長期の株価チャートを見ると、1989年のバブル期に似た急上昇です。そのため「日本株はバブルでは?」「日本株は割高では?」という心配も聞こえてきます。

しかし、1989年のバブル期との比較で言うと、今回の株価上昇は「企業業績(EPS)の伸びという裏付け」がある点が1989年とは異なります。
以下は「やさしい株のはじめかた」というサイトからの抜粋です。
バブル期のPERは61倍ですから、今回と違いEPSの伸び以上に株価が上昇していたということがわかります。



利益確定するべき?
考え方は人それぞれと思いますが、わたしは「保有している日本株の一部は段階的に利益確定します」。
理由は、放っておくとポートフォリオに占める日本株の割合が大きくなるからです。
その意味では、あくまでポートフォリオのリスク資産の額が自分が決めた上限を超えないように「リバランス」する程度の金額を売却する、ということなので、実際に利益確定するのは「ごく一部」です。
ただ「ごく一部」を利益確定するだけでも、今後株価が反落したときに「あー、あの時少し売っておいてよかった」という気持ちにはなるので、気分としてラクになります。
逆に今後も株価がどんどん上昇していったとしても、引き続き保有しているポジションで株高の恩恵を受けることができます。
「ごく一部」を利益確定するのは「今後株価が上がってもいいし、下がってもいい」という気分的にラクなポジションを取るため、とも言えます。
いまからでも買うべき?
これはいまどの程度の金額の日本株を保有しているかによります。
既にポートフォリオの大きな部分を日本株で保有していて、自分のリスク許容度上限に近いのであれば、いまから買い増しする必要はない、と思います。
逆に「日本株を一切持っていない、少ししか持っていない」状態で、日々の株価上昇を見て「日本株を持っておけばよかったなあ」と感じるような状態であれば、いまからでも買っていってよいのでは、と思います。
もちろん、一気に買うのではなくドルコスト平均法的に日経平均かTOPIXのインデックスを買うことを私ならおすすめします。
少額であっても、ポジションを持っていて恩恵が得られる状態になれば、気分的にラクになります。
いきなり覚悟のいる重ーい決断をしなくても、自分の資産のごく一部で始めればいいのではないかと思います。
まとめ
今回は「日本株は割高?利益確定するべき?いまからでも買うべき?」ということを考えました。
今回参考にさせていただいたデータ(野村證券/やさしい株のはじめかた)は、選挙後の株価上昇を織り込む前のものなので、日経平均57,000円台でPER等を計算すると、もう少し割高な水準にはなっています。
その意味では、決して割安とは言えない水準と思いますが、一方でバブル期のような根拠のない上昇でもないとは思います。
私個人としては、今後も高市政権の成長戦略のもとで企業のEPSがしっかり伸びていっているか、PERが急上昇していないか、株価が適正レンジから外れて上昇しすぎていないかどうかをしっかりモニターしながら、自分のリスク許容度の上限の範囲内でポジションを持って上値を追っていきたいと思います。
本日もお読みいただきありがとうございました。



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