上がったら売り、下がったら買う。単純だけど難しい。

資産運用コラム・時事解説
スポンサーリンク

「株価が上がったら売り、下がったら買う」ということを繰り返すことができたら、株式投資で利益を上げることは難しくないのかも知れません。

しかしながら、現実には、これは大変難しい。

理屈は単純、でも、なかなか実践できない。

今回は、どうしたらこの単純な作業をできるようになるかを考えてみたいと思います。

「上がったら売り、下がったら買う」ができない理由

思いつくままに理由を挙げてみます。

「上がったら売り」ができない理由
  • 株価が低迷しているときには「次、株価が上がったら、売ってしまおう」と思っているのに、いざ実際に株価が上がり始めると「もっと上がるのでは?」「いま売ったらもったいないのでは?」と思い始めてしまう
  • 「いま売って、株価が下がらなかったら、二度とこの株を買えるチャンスがこないのでは?」と思ってしまう
  • 例えばS&P500などの超長期チャートを見ると、超長期で見ると株価は右肩上がりで上がってきたので「結局バイ&ホールドしておくのが一番よいのでは?」と考えてしまう
  • 「損切は早く、利益は出来るだけ伸ばす」のが大きく儲けるコツという投資の格言(?)を気にしてしまい、売るのを躊躇してしまう
「下がったら買い」ができない理由
  • 「もっと下がるのでは?」と思ってしまう
  • 「もっと安く買えるのでは?」と思ってしまう
  • 株価が安いのかどうかがわからない

こんなところでしょうか。

このようにみると「上がったら売り」ができない理由も「下がったら買い」ができない理由も、そのほとんどは心理的な要因です。

では、これらの心理的な要因に影響されず「上がったら売り」「下がったら買い」ができるようになるためにはどうしたらよいでしょうか?

取りうる工夫を考えてみます。

「上がったら売り、下がったら買い」ができるようになるための工夫

いくつか考えられる工夫を挙げてみます。

「上がったら売り」ができるようになるための工夫
  • 1単元ではなく、複数単元を買って持っておく
  • 売る基準を決めておいて、その株価になったら機械的に売る
    例:配当利回りが3%を切ったら売る、PERが20倍を超えたら売るなど

まず「上がったら売り」ができるようになるための工夫ですが、要は「もっと上がるかも」「いま売ったらもったいないかも」という気持ちを軽減することができると「上がったら売り」ができるようになります。

わたしの経験上、1単元しか持っていないときは「いま売ったらもったいないかも」という気持ちになりやすいです。

複数単元持っていると、1単元だけ売るなどの一部売却ができるので、一部売った後でも上値を追えます。

このことにより心理的なハードルが下がり「上がったら売り」をやりやすくなります。

わたしも個別株で「上がったら売り」を実践できているのは、複数単元持っている株がほとんどです。

もう一つの方法は「売る基準」を決めておくことです。

例えば、高配当株投資として配当目的で持っている株であれば「配当利回りが3%を切ったら売る」というようにあらかじめ決めておきます。

そして株価が上昇し、配当利回りが3%を切ったら「機械的に」売ります。

この場合、大切なのは「売る基準」が自分にとって納得感のあるものであることです。

「売る基準」が納得感があるものでないと、いざその株価になったときに「やっぱり持っておいてもいいか」というように思ってしまったりします。

配当目的での投資であれば、利回りが3%を切ったら、売却して、他のもっと高配当の株を買った方がよいです。

そのように、当初の購入目的に合わせて「売る基準」を決めておくと「上がったら売り」を実践しやすくなります。

「下がったら買い」ができるようになるための工夫
  • 一気に買わずに段階的に買う
  • 買う基準を決めておいて、その株価になったら機械的に買う
    例:配当利回りが4%になったら買う、PERが10倍になったら買うなど

「下がったら買い」をするための工夫も同じです。

心理的なハードルを下げるための工夫が必要です。

一つ目の方法は「一気に買わずに段階的に買う」です。

これは「売り」で複数単元を持っていれば一部売却ができるのでやりやすい、ということの「買い」バージョンです。

例えば、ある株を2単元買いたいと思っていたとして、株価が下がったなと思ったときに、2単元を買うのではなく、とりあえず1単元だけ買います。

こうすることで「下がったら買い」を発動しやすくなります。

「もっと下がるかも」「もっと安く買えるかも」という気持ちに対応するために、もう1単元の買いは温存しておきます。

結果的に1単元目を買ってから株価が反発してしまっても、少なくとも1単元は買えます。

2つ目の方法は「買う基準」をあらかじめ決めておくことです。

これも「売り」と同じですが、例えば「配当利回りが4%を超えたら買う」ということを決めておきます。

そして株価が下がって配当利回りが4%を超えたら「機械的に」買います。

このように基準を決めておけば「下がったら買い」を実践しやすくなります。

まとめ

今回は「上がったら売り、下がったら買い」という単純だけれども実際にやるのは難しい作業をどうすれば実践しやすくなるかについて考えてみました。

実際にやるのが難しい理由は心理的なものなので、心理的なハードルを下げるための工夫を取り入れることで、少しはこの作業をしやすくなると思います。

わたしも今日紹介した工夫を取り入れて「上がったら売り、下がったら買い」をできるだけ実践できるようにしています。

本日もお読みいただきありがとうございました。

スポンサーリンク
資産運用コラム・時事解説
シェアする
tayatをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました