【徹底比較】株式とJ-REIT、長期投資で本当に勝てるのはどっち?配当込みパフォーマンスを検証

Jリート
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この記事を読んでわかること
  • 株式(TOPIX)とJ-REITは「配当込み」だとどちらの長期パフォーマンスがよいのか
  • J-REITを買う際に「避けた方がよいタイミング」

最近は、日経平均株価が大きく上昇している一方、J-REITはそこまで大きな上昇にはなっていません。

配当利回りで比較しても、株価上昇により多くの高配当株の利回りは3%台となり、平均で4.5%の配当利回りを維持しているJ-REITへの投資に妙味があるようにも見えます。

今回は、株式(TOPIX)とJ-REITのどちらに投資するのがよいのかを、「配当込み」の長期チャートをもとに考えます。

株式(TOPIX)とJ-REITの長期チャートの比較

以下は「一般社団法人不動産証券化協会」が公表しているデータです。

J-REITが発足した後の2003年から2025年までのTOPIXと東証REIT指数を比較しています。

まず、配当を加味しないチャートを見ると、TOPIXが圧勝していることがわかります。

TOPIXは22年で約4倍(1,000→4,000)になっているのに対して、東証REIT指数は2倍にもなっていません(1,000→2,000弱)。

これは、私たちが普段感じている「株価は大きく上昇しているけれども、REITはそこまで上がっていないよね」という感覚と一致しています。

株価の動きだけで語ると、「株式 >>> J-REIT」ということは間違いありません。

株式とJ-REITを配当込みで比較すると印象は変わる

一方で、多くのJ-REIT投資家は、J-REITの安定した分配金、高い分配金利回りを狙って投資をしています。

そこで、次に、株価は配当金、J-REITは分配金を加味して両者を比較したものを見てみます。

以下がその長期チャートです。

「配当込み」で比較すると、TOPIXの方がまだパフォーマンスがよいのですが、その差は大きく縮まっていることがわかります。

TOPIXは22年で約6倍強(1,000→6,000)になっているのに対して、J-REITも約5倍(1,000→5,000)になっています。

このことから、J-REITは価格は大きく上がっていないのですが、分配金を加味すると、それなりの好成績(22年で約5倍になる!)を上げていることがわかります。

もう少し詳しく見ると、TOPIXがJ-REITを上回っているのは、株価が大きく上昇した2023/3以降です。

それまで、2010/3~2023/3の13年間はJ-REITがTOPIXを上回っています。

最近の株価の上昇を見て「株価は急に上がりすぎたから、一旦調整するかも知れないし、今からは買いにくいな」「高配当株の利回りも下がってしまったので、いまからだと妙味ないな」と感じている方は、株と比較すると、まだそこまで上昇していないJ-REITであれば、いまからでも投資を検討しやすいかもしれません。

長期チャートから見るREITを買うのに避けた方がいいタイミングは?

長期チャートを見ると、REITを買うのに絶好のタイミングは、「●●ショックで大きく価格が下がったとき」です。

例えば、以下の赤丸の「リーマンショック後」です。

仮に2009/3頃(指数1,000の時)にJ-REITに投資を出来ていれば、4年で2倍(2013/3に2,000)、6年で3倍(2015/3に3,000)になったということがわかります。

もちろん株価が急落している最中に「どこが底か」を正確に知ることはできません。

ただ、例えば、2007/3に3,000を付けた後、2008/3に2,000まで下がったぐらいで「ここまで大きく下がったから、もう買ってもいいだろう」と判断して買ってしまったとしても、2008/3から5年保有すれば買値までは戻り(2013/3に2,000)、7年保有すれば1.5倍にはなりました(2015/3に3,000)。

逆に、買うのを避けた方がいいタイミングは「株価が短期間で大きく上昇しているとき」です。

2007/3に3,000を付けたタイミングで買ってしまうと、買値に戻るまで(2015/3の3,000)に8年を要したことになります。

「株価が短期間で大きく上昇しているとき」だけ避けて「株価が短期間で大きく下げたとき」もしくは「株価が概ねヨコヨコで推移しているとき」で買えれば、あとは長期保有して、倒産がなければ、投資元本を回収できる可能性は高かった、と言えます。

まとめ

今回は、最近大きく上昇している株に対して、あまり上昇していないJ-REITへの投資はどうなのか?ということを、株価とREIT指数の「配当込み」長期チャートをもとに考えてみました。

J-REITも株同様に値動きの上下は大きいものの、長期間保有することにより、安定した配当を得ることができ、配当を加味すると、株と遜色ないリターンを上げてきたことがわかります。

最近では、東京を中心として現物不動産(マンションなど)が高くなりすぎている、ということもよく耳にします。

また、インフレ(物価上昇)も続いています。

このような環境の中、まだ大きく価格が上昇していないJ-REITは、長期保有を前提とした投資対象としては面白いのかもしれません。

本日もお読みいただきありがとうございました。

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