【2026年4月】過去最高金利の個人向け国債(変動10年金利1.55%)は買い?向いている人はどんな人?

個人向け国債・円債
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2026年4月募集分の個人向け国債の利率が決定し、各年限ともに過去最高金利固定3年は1.51%、固定5年は1.79%、変動10年は1.55%になりました。

今回は「個人向け国債変動10年1.55%は買い?」「どのような人は変動10年1.55%が向いている?」ということについて、定期預金や普通預金などと比較しながら解説します。


個人向け国債変動10年1.55%は買い?向いている人はどんな人?

まず結論です。

個人向け国債変動10年1.55%が向いているのは以下の条件を満たす人です。

個人向け国債変動10年1.55%が向いている人
  • 今後も金利上昇が続くと考えている(今後も金利が上昇しても大丈夫なように備えたい)人
  • 当面(目安として最低でも1.5年以上)使わない予定のお金を運用したい人

以下、詳しく解説します。


個人向け国債変動10年は「今後も金利上昇が続くと考えている人」に向いている

個人投資家が購入できる国債には「個人向け国債3年、5年、10年」の他に「利付国債(4月発行分だと2年、10年)」があります。

この中で「変動金利」なのは「個人向け国債変動10年」だけで、他は全て「固定金利」です。

固定金利」の商品の場合、今後、日銀の利上げなどによって世の中の金利がさらに上がっても、保有する国債の利率は「購入当初の利率のまま」です。

一方で「変動金利」の商品である「個人向け国債変動10年」は、半年ごとにその時々の世の中の金利(具体的には期間10年の国債の金利)に応じて、国債の利率の見直しがされます

そのため、世の中の金利が上がっていれば、国債の利率も上がりますので、今後もさらに金利が上がると予想している人や、今後さらに金利が上がったらどうしようと心配な人には向いている商品と言えます。

注意点として「変動金利」の商品は、半年後の世の中の金利が逆にさがっていたら「国債の利率」も下がります

「固定金利」の商品であれば、金利が下がっても、「国債の利率」は変わりませんので、「変動金利」は「固定金利」より有利な訳ではなく、どちらも一長一短ということです。

わたしの場合は「インフレ」で生活費が上がったときの備えとして、投資している個人向け国債の「受取利息」が増えるようにしたいので、金利上昇に強い「変動金利」の「個人向け国債変動10年」に主に投資をしています。

一般的に「金利が下がる」=「インフレが落ち着いている」可能性が高いため、金利が下がった場合は生活費もあまり上がらないことから、金利下落には備える必要がないと考えています。


個人向け国債変動10年は「当面(目安として最低1.5年)使わない予定のお金を運用したい人」に向いている

銀行の定期預金や普通預金と比べて金利が高い個人向け国債ですが、中途解約した場合には直近2回分の利息が没収されることには留意が必要です。

なお、1年未満の解約は、災害など特別な場合を除きできません(解約できた場合、まだ2回分の利息を受け取っていないため、利息はゼロになる)。

この個人向け国債の中途解約条件を勘案すると、1年以内に使うかもしれないお金の運用であれば、個人向け国債以外の商品で運用をした方がよいです。

以下に運用期間ごとの各商品の受取利息(元本100万円を運用したと仮定)の比較を載せています。

目安として最低でも1.5年以上使わない資金であれば、中途解約で2回分の利息を没収されたとしても個人向け国債変動10年の受取利息は定期預金や普通預金よりも大きくなります(ただし、各商品の金利は今後もいまの金利のままと仮定して比較をしていますので、その点は注意してください)。

また「3年後に使う」など使う時期がある程度決まっているお金であれば、その時期に合わせた満期の個人向け国債を選んだほうが有利になる可能性もあります(中途解約時の2回分の利息が引かれないため。実際にどちらが有利になるかは今後の変動金利次第)。

特に使う時期が決まっていないものの最低でも1.5年以上使わないお金で、かつ今後金利が上昇したときには利率が上がる商品に投資をしたい場合は、個人向け国債変動10年を検討してみてもよいでしょう。


個人向け国債変動10年個人向け国債固定3年定期預金1年(楽天銀行)普通預金(楽天銀行マネーブリッジ)利付国債2年利付国債10年
利回り(税前)1.55%1.51%0.4%0.38%1.329%2.3%
利回り(税後)1.2351%1.2032%0.3188%0.3028%1.0590%1.8328%
タイプ変動固定固定固定固定固定
リスク国の破綻国の破綻銀行の破綻銀行の破綻国の破綻国の破綻
中途解約直近2回の利息没収直近2回の利息没収中途解約利率適用
1年未満:約定利率×5%
1~3年:約定利率×10%
なし市場価格で売却(元本割れリスクあり)市場価格で売却(元本割れリスクあり)
1年後の前日解約時の受取利息総額0円0円159円3,020わからない(売却価格次第)わからない(売却価格次第)
1年後解約時の受取利息総額0円0円3,188円3,028円わからない(売却価格次第)わからない(売却価格次第)
1.5年後解約時の受取利息総額6,1766,017円3,268円4,542円わからない(売却価格次第)わからない(売却価格次第)
2年後解約時の受取利息総額12,35312,034円6,376円6,056円わからない(売却価格次第)わからない(売却価格次第)
3年後解約時の受取利息総額24,706円36,104円9,564円9,084円わからない(売却価格次第)わからない(売却価格次第)
向いている人当面使う予定のないお金の運用&更なる金利上昇に備えたい3年は使わない予定のお金の運用1年は使わない予定のお金の運用1年以内に使う予定のお金の運用2年は使わないお金の運用10年は使わないお金の運用&今後あまり金利は上昇しないと考えている

まとめ

今回は「個人向け国債変動10年は買い?向いている人はどんな人?」というテーマで解説しました。

個人向け国債変動10年の特徴である「変動金利」「中途解約時に直近2回分の利息が引かれる」を考えると、以下のような人が「個人向け国債変動10年」を検討してみる価値があると言えます。

個人向け国債変動10年1.55%が向いている人
  • 今後も金利上昇が続くと考えている(今後も金利が上昇しても大丈夫なように備えたい)人
  • 当面(目安として最低でも1.5年以上)使わない予定のお金を運用したい人

2026年4月募集の個人向け国債は過去最高金利となり、普通預金と比べると1%以上の差があります。

以前であれば「普通預金も定期預金も国債も金利はたいして変わらないから、手間を考えると普通預金のままで問題ない」という時期もありましたが、これだけ金利が上がってきますと、手間をかけてでもこまめに運用する価値が出てきています

本日もお読みいただきありがとうございました。

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