東急の1年モノ個人向け社債(Q SKIP債)は買い?少額ですが買うことにしました。

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東急電鉄などを傘下に持つ東急株式会社の1年モノ個人向け社債(Q SKIP債)が、SBI証券や楽天証券で新規発行されています。

期間は1年税引前金利は1.36%

検討した結果、わたしは少額ですが購入することにしました。

今回は「東急の1年モノ個人向け社債(Q SKIP債)は買い?」というテーマで解説します。


東急の1年モノ個人向け社債(Q SKIP債)を買う理由

まず結論です。

わたしが今回、少額ですが購入することにした理由は以下です。


東急の社債を購入する理由
  • 利率が1年定期より高いから
  • 期間が1年と短いから
  • リスクがそれほど大きくないと考えているから

理由は上記の3つですが、理由の解説の前に、商品の概要を簡単にご紹介します。


東急の1年モノ個人向け社債はどんな商品?

以下はSBI証券の商品概要からの抜粋です。

商品名東急株式会社第22回無担保社債(社債間限定同順位特約付)
愛称:Q SKIP債
格付けAA-(R&I)
AA(JCR)
期間1年
利率年1.360%(税引前)
年1.083%(税引後)
お申込み単位(額面)10万円以上、10万円単位
発行価格・償還価格額面金額の100%
当社お申込み期間(予定)4/6(月)10:00~4/20(月)14:00
払込期日(発行日)2026/4/21
満期償還日2027/4/21
利払日毎年4/21および10/21
初回:2026/10/21
発行額30億円


個人的に着目したポイントは以下。

  • 個人向けで1年の社債というのはあまりないため、希少性がある。
  • 格付けもAA格で十分高い。
  • 発行額30億円はかなり少額の発行のため、早期に売り切れる可能性大。

あとは珍しいものとして以下の特典も用意されています。


特典①TOKYU POINTプレゼント本債券の購入金額にかかわらず一律で、TOKYU POINT(1,000ポイント)をプレゼント
※TOKYU IDの取得が必要
特典②Q SKIP乗車チケットプレゼント本債券の購入金額にかかわらず一律でQ SKIPで利用できる東急線ワンデーパス(1枚)をプレゼント
※TOKYU IDの取得が必要

東急線ワンデーパスは740円で売られているものなので、特典合計で1,740円ということになります。


私が東急の個人向け社債を購入する理由①利率が1年定期より高いから

まず一つ目の理由は利率です。

社債の利率は税前1.36%で、期間1年の定期預金と比べても、多くの銀行の定期預金の利率より高いです。

SBI証券や楽天証券の口座を持っていれば、新たな口座開設手続きが不要というのも魅力です(キャンペーンなどで時期によっては利率が高い銀行もありますが、都度口座を開設するのは面倒です)。

また、特典(購入金額にかかわらず一定)を利率換算すると、購入金額ごとに利率は以下のようになります。


購入金額実質利率(税前)
10万円2.12%(1.36%+1.76%)
30万円1.94%(1.36%+0.58%)
50万円1.71%(1.36%+0.35%)
100万円1.53%(1.36%+0.17%)

私が東急の個人向け社債を購入する理由②期間が1年と短いから

二つ目の理由は「期間が1年と短いから」です。

なぜ期間が1年と短いのがよいかというと①倒産リスクをあまり考えなくてよくなる②インフレリスクをあまり考えなくてよくなるからです。

社債の場合は、発行企業が社債満期までに倒産すると、投資した資金が返ってこないリスクがあります。

そのため、満期までの期間が長い社債を購入する場合は、発行企業が本当に倒産しないかどうかをよく考える必要がありますが、1年ですとリスクは小さくなります(詳しくは以下の理由③でも説明します)。

また、最近は日本でもインフレ率が2%を超えていますので、社債の利率が1.36%あっても、1年後までの物価上昇の方が大きいため、インフレ負けしてしまいます。

期間が長い社債や国債を購入する場合は、もしインフレ率が2%以上に高まったときに、大きくインフレ負けしてしまうリスクが高まりますので、より注意が必要です。

その点、期間1年であれば、1年以内にインフレ率が5%とかになる可能性は低いでしょうし、仮にそのようなことが起こっても、1年後には利率の高い運用商品に切り替えることができますので、リスクに対して対処ができます。

私が以前に「利率が3%を超えている30年国債に個人投資家が投資するのはアリか?」という記事で「なし」という結論付けをしたのも、主にこのインフレリスクがあるからでした。

その点、今回の東急の社債は期間が1年と短いため、シンプルに「待機資金の置き所として定期預金や普通預金と比べてどうか」という比較で判断してよいものと考えました。


私が東急の個人向け社債を購入する理由③リスクがそれほど大きくないと考えているから

三つ目の理由は「リスクがそれほど大きくないと考えているから」です。

社債でも国債でも債券投資における最大のリスクは発行体が倒産し社債を償還できなくなる(投資家からすると投資元本が返ってこなくなる)リスクです。

一般的には、社債の倒産リスクは国債の倒産リスクと比べて高く、銀行預金のような預金保険機構の保証(1,000万円+利息までは元本保証される仕組み)がないため、そのリスクを取っている代わりに、それらの商品より高い利率が受け取れるということになっています。

社債の倒産リスクがどれほど大きいかを客観的に評価する指標として「格付け」があり、本件社債の格付けはAA-(R&I)、AA(JCR)です。

JCR(日本格付研究所)の資料によると、AA格の1年以内の2000年~2025年の累積デフォルト率は0.00%です。



あとは個人的な感覚としても、「東急」が1年以内に倒産するリスクはそんなに高くないだろう、仮に「東急」が1年以内に倒産したら、それはそれで諦めがつくかな、と思えるため「リスクはそれほど高くない」と評価をしました(これはあくまで筆者の個人的な評価です。倒産リスクがない/倒産しないことを保証するものでもありませんので自己判断でお願いします)。


まとめ

今回は「東急の個人向け社債は買い?」というテーマで解説しました。

私個人としては、定期預金や普通預金と比較して利率がよく、リスクも限定的と判断し、投資用の待機資金の置き所として、少額ですが購入することにしました。

本日もお読みいただきありがとうございました。

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