米国社債に幅広く投資する人気ETFのLQD。
今回はLQDに5年間100万円投資した場合、どれぐらい利益が出たか、トータルリターンがどうなったかについて紹介します。
LQDについての解説はこちらの記事をご参考にしてください。
5年間のトータルリターンは約26%、利益は26万円
今から5年前の2017/6にLQDに投資して5年間保有した場合の、分配金と評価損益を合計したトータルリターンは約26%でした。
仮に100万円を投資していた場合は以下のようになりました。
| 【円建て】 | ||
| 投下資金 | 1,000,000 | |
| 分配金合計 | 155,004 | |
| 評価損益 | 103,935 | |
| 回収資金 | 1,258,939 | 126% |
| 期間 | 5 | 5.2% |
年換算(単利、税金は勘案せず)で約5.2%の利回りなので悪くないですね。
分配金の推移:LQDの分配金は安定的
LQDの分配金は毎月です。
分配金はおおむね0.25~0.35ドル/月で推移しました。
金利低下に伴い下落傾向でしたが直近では利上げもあり上昇傾向です。

価格の推移:LQDの価格は金利上昇で下落
2017/6の価格は119.65ドルでした。
2022/6の価格は109.74ドルですので、約8%下落しました。
直近の利上げに伴う価格の下落が大きいです。

利回りの推移:LQDの利回りは2~4%で推移
毎月の分配金を毎月の価格で割って算出した利回りの推移です。
利回りはおおむね2~4%のレンジでした。
価格が上昇した時期に利回りは下がりましたが、直近は金利上昇でLQDの価格は下落しており、利回りは上昇傾向にあります。

ドル建てでの投資利回り、トータルリターン
さきほど、5年間のトータルリターンは約26%と説明しましたが、これは円建てでのリターンです。
ドル建てでのトータルリターンは5年で約7%、年換算だと約1.5%でした。
分配金を3%×5年=15%受け取れた一方、価格が約8%下落しましたので、差し引き7%といった感じです。
以下は100万円(2017/6のドル円レートで8,900ドル)投資した場合のドル建てトータルリターンです。
| 【ドル建て】 | ||
| 投下資金 | 8,900.76 | |
| 分配金合計 | 1,401.16 | |
| 評価損益 | -737.37 | |
| 回収資金 | 9,564.55 | 107% |
| 期間 | 5 | 1.5% |
円建ての投資利回り、トータルリターン
以下は円建てでのLQDの価格の推移です。
直近でドル高円安が進んでいますので、円建てだと価格は5年前より上昇しています。

ドル高のおかげで、円建てでの投資利回りは5.2%/年、トータルリターンは26%となりました。
| 【円建て】 | ||
| 投下資金 | 1,000,000 | |
| 分配金合計 | 155,004 | |
| 評価損益 | 103,935 | |
| 回収資金 | 1,258,939 | 126% |
| 期間 | 5 | 5.2% |
まとめ
今回はLQDに5年間投資した場合のトータルリターンについて紹介をしました。
仮に5年前に投資をしていた場合、トータルリターンは26%、年利で約5.2%でした。
100万円投資していたら126万円になっていたことになりますので、悪くない結果です。
一方で、この結果は為替(ドル高円安)の影響によるところが大きかったのも事実です。
LQDに投資する場合、為替が逆(ドル安円高)になった場合は、円建てでの投資リターンは下がることは認識しておく必要があります。
ただ、為替の先行きを読むのは難しいので、今後もドル高円安が進む可能性もあります。
そのため、個人的な意見としては、LQDの投資リターン単体を気にするよりは、ポートフォリオ全体で為替がどちらに動いてもよいポートフォリオを組むという視点が大切だと思っています。
例えば、自身のポートフォリオで、ドル建て資産が極端に少ない場合、ドル高が進んだ場合に恩恵を受けられません(また円建て資産はドルベースだと目減りします)。
その場合は、円高リスクを気にしてLQDなどドル資産への投資を見合わせるより、時間分散などをしながらポートフォリオ全体のドル資産を増やしていく方がよいと思います。
結果として円高になった場合、LQDへの投資単体では円建てで損が出る可能性はありますが、その場合は、ポートフォリオの大部分を占める他の円建て資産の価値が上がったということになります。
そのようにして、為替がどちらに動いても、ポートフォリオ全体が増えていくように分散されたポートフォリオを構築する方がよいと思います。

為替の先行きを読むのは難しいです。
急激な円高が進んでいるので、短期的に円安に振れるリスクはありますが、わたしの場合、現状ドル資産の割合が20%にも満たないので、時間分散してドル資産の購入を進めています。
ポートフォリオの状況についての記事はこちら
円安対策についての記事はこちら






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