日本でも多くの人が利用するアマゾン。
近年成長が鈍化してきていると言われていますが、今回はアマゾン株についてみていきたいと思います。
この記事を読んでわかること
- アマゾン株が割高か?
- アマゾン株への投資ってどう?
アマゾン株は割高か?
まずは株価の推移を見てみます。
現在の株価は3,242ドルです。
過去10年をみると10倍ほどに上昇していますが、2020年前半に大きく上昇した後は1年半ほど横ばいになっています。

次に業績を見ていきます。
EPSの動きを見ると、2019/12から2020/12に23.46ドルから42.66ドルに182%と大きく伸びていますが、2021/12の予想は40.86ドルと約4%ダウンしています。
利益の伸びが鈍化しているのが見て取れます。
一方、PERは79倍なので、結構な利益の伸びが期待されている株価水準です。

次に来期以降の業績予想です。
2022/12期のEPSは51.01ドルと2021/12期の40.86ドルから125%の伸びが予想されています。
なぜかはわかりませんが2年おきに利益がドンと伸びるというのを繰り返していますね。

続いてアマゾンの事業についてみていきます。
セグメントは、北米、国際、AWS(Amazon Web Service=クラウドサービス)の3つに分かれています。
北米と国際は、いわゆるアマゾンECショップの売り上げなどです。
以下が各セグメントの9カ月業績を前年同期と比べたものです。
ここで注目すべきは、各セグメントの利益の伸び率ではなく、全体に占める利益割合です。
実はアマゾンの利益の62%はクラウドサービスが稼いでいます。
ECショップは売上では大きな部分を占めますが、利益を稼いでいるのはAWSです。
| 商品 | 売上伸び率 | 利益伸び率 | 利益割合 | |
| 北米 | ECショップ、サブスクリプション | 22% | 31% | 35% |
| 国際 | 同上 | 35% | 98% | 3% |
| AWS | クラウドサービス | 36% | 33% | 62% |

最後にアマゾンの利益伸長のカギを握るクラウドサービス市場について簡単に確認しておきます。
アマゾンのシェアはトップで約32%。2位マイクロソフトが猛追している状況です。
それ以外に注目すべきはOthersが右肩下がりという点ですね。
大手5社のシェアが拡大しそれ以下は苦戦しているということがみてとれます。
なおクラウドコンピューティングの世界市場規模は2021年から2030年まで年平均成長率19%で伸び2030年には2,114億ドルに成長すると予測されています。
アマゾンが現在のシェアを維持できれば市場拡大の恩恵を受けてAWSの利益はまだまだ伸ばすことが可能だと思われます。

アマゾン株への投資ってどう?
正直いまの株価、PER79倍というのは少し割高に感じるところはあります。
一方で市場が年平均19%で伸びていくことが予測されているクラウドコンピューティングの分野でトップシェアを占めていることから、長期で見てアマゾンはEPSを伸ばしていける余地があると思います。

クラウドコンピューティングセグメントの利益の伸び率、シェアをウォッチしつつ持っている株は当面ホールド予定。
追加投資については今後の業績(+株価水準)を見たうえで判断したいと思います。
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