テスラが1Q決算を発表。好決算で株価急伸中。今後のテスラ株への投資スタンスは?

米国株式
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テスラが1Qの決算を発表しました。
売上、EPS(一株当たり利益)ともに、市場コンセンサスを上回る好決算で、4/21の今現在、株価は約8%上昇しています。

PERは100倍を超えており、指標的には割高感もありますが、好調な業績や今後もEV(電気自動車)の販売台数がますます増えていくことを考えると、いまからでも買うべき?と購入を検討してみたくもなります。

今回はテスラ株にいまからでも投資すべきかどうかを検討してみます。

この記事を読んでわかること

  1. テスラ株にいまからでも投資すべきかどうか
  2. テスラ株を買う場合の留意点

テスラ株にいまからでも投資すべき?

結論、私の意見としては、否、です。

理由は、

  1. 高成長は織り込み済。株価に割安感はない。
  2. マーケット全体の地合いがよくない。

ためです。

高成長は織り込み済。株価に割安感はない。

テスラの主力ビジネスは電気自動車の製造販売です。

2020年時点では電気自動車の世界自動車販売台数に占める割合は10%にも満たないですが、矢野経済研究所によると、2030年には50%超を占めると予測されています。

テスラの2022年の販売予測台数は150万台程度です。

もし電気自動車の2030年の販売台数が、上記の矢野経済研究所の予測通り、2021年の約6倍になるとして、テスラの販売台数も同じ割合で増えると仮定すると、2030年には900万台になります。

2022年の予想EPSを8.87ドルとして、2030年にEPSが6倍になるとすると、53ドルです。
現在のテスラの株価は1.055ドルですので、EPSが53ドルまで増えたとして、PERは約20倍。

テスラの今後の販売台数、売上、EPSが伸びていくことはおそらくそうだと思いますが、現在の株価はそのような伸びをすでにある程度織り込み済の水準です。

すなわち、テスラの販売台数、売上、利益が投資家の期待通り伸びていって今の株価、逆に期待より少しでも成長速度が落ちると今の株価は割高と判断される可能性があります。

今回の1Qの決算発表で、利益率が向上し、四半期EPSが3.22ドルあったことからすると、2022年の年間EPSは8.87ドル以上になる可能性も大いにあると思いますし、今後販売台数の増加に伴い、利益率の更なる向上の可能性もありえます。

一方で、今後、競合他社参入による販売台数の伸びの鈍化、利益率の低下などのリスクもあり、2030年にテスラが現在投資家が予想しているような会社になっているか正確に予測をするのは困難です。

現在の株価が一定程度の高成長をすでに織り込んでいるため、その既に高い期待水準からさらに上振れる可能性より、何かしらの要因で下振れるリスクの方が気になります。

マーケット全体の地合いがよくない

米国ではインフレが歴史的な高水準にあり、今後、政策金利の引き上げ、量的引き締めが実施される可能性が高いです。

金融引き締めの実施により、今後数年間は金利上昇が続き、景気後退(リセッション)の可能性が高いとも言われています。

テスラのような成長株は、今後ビジネスが拡大し、それに伴ってキャッシュフローが増加することが期待されています。

株価は、将来のキャッシュフロー予測をもとに、それらを足元の利率で現在価値に割り引いて理論株価が算出されますが、金利が上昇すると、キャッシュフローを現在価値に割り引く際に使われる利率が高くなるため、現在価値=理論株価は下がります。

そのため、将来のキャッシュフローの伸びを期待して株価が上昇してきたハイテク株は、一般的には金利上昇局面では理論株価がさがることもあり、株価が下落しやすいと言われています。

テスラ株を買う場合の留意点

これまで見てきたように、PERなどの指標面からみると、今後高い成長が期待されるとしても、現在の株価は割安とは言えない水準です。

またマーケット全体の地合いを見ても、仮にテスラ個社の業績が順調に推移したとしても、ハイテク株は売られやすい地合いにあります。

一方で、これまでのテスラの株価上昇や、ビジネスの将来性などから、やはりポートフォリオの一部としてテスラ株は外せない、持っておきたい、という方もいるでしょう。

テスラ株を買う場合には、以下のような点に留意することをおすすめします。

  1. 株価は割安ではないことを認識した上で投資する。
    業績をモニターし、決算をミスしたら(決算がアナリスト予想を下回るなどしたら)売却するなど素早く行動する。
  2. 今の株価からさらに5倍、10倍というのは考えずらいということを認識して投資する。
    5倍、10倍を狙うのであれば他の投資先を検討する方がいいかも。
  3. マーケット全体の地合いはよくないことを認識して投資する。
    ハイテク株にこれから一度に大量に資金投入するにはあまりよくない時期であるということを認識した上で、自分が取れるリスクをよく吟味し、保有するポジションの量を決める。そして金利やインフレ率など経済の動き、マーケットの地合いをモニターして行動する。
たやっと
たやっと

わたしも前々からテスラ株のポジションを落とそうと思っているのですが、決算発表を見るといつも期待通り(期待以上)なので、なかなか手放せなかったりしています。
ただ、マーケット全体の地合いや現在の株価水準を考えると、ポジション調整をした方がよいかなと思っていますので、仮に今の株価からもう少し上がるようであれば、一部売却をするつもりです。

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