【数字で検証】米国株投資を円安の今始めてよい?今後円高になると損をする?買い時はいつ?

資産運用コラム・時事解説
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今や個人投資家にとっても手軽に始められる投資となった米国株式投資ですが、最近の急激な円安もあり、米国株式投資を始めるのを躊躇している方も多いと思います。

米国株式投資は、円をドルに両替してドル建てで投資をしますので、もちろん為替リスク(投資結果がドル円の将来の為替レートによって影響されるリスク)があります。

一方で、将来の為替レートによって、実際にどのぐらい投資結果に影響が出るのかを数字で検証してみたことがある方というのは少ないかもしれません。

今回は以下のような方を念頭に、為替レートによる投資結果への影響を「数字で検証」してみます。

  • 米国株やETF投資をこれから始めようと検討している方
  • 米国株の株価下落を背景に買い増しを検討している方
  • 利回りが上昇した米国債券や債券ETFへの投資を検討している方

米国株投資を円安の今始めてよい?

結論としては、長期投資であれば始めてよい、です。

詳しくは以下で数字での検証結果を解説しますが、長期投資(10年以上。少なくとも5年以上)であれば、為替レートはそこまで気にする必要はないです。

特に資産形成目的で長期積立投資をする場合などは、円高に戻るのを待つより、為替レートは気にせず、すぐに始めることをおすすめします。

【数字で検証】米国株投資は今後円高になると損をする?

米国株式投資の名著「ウォール街のランダムウォーカー」によると、1950~2017年までの米国株式S&P500の年平均リターンは約10%です。

そこで今回は、①今後の米国株の年平均リターンを10%と仮定した場合(通常ケース)、②5%と仮定した場合(保守的ケース)で、為替変動による影響を数字で検証します。

今後の米国株の年平均リターンを10%と仮定した場合(通常ケース)

為替レートが変わらなかった場合

まずは投資開始時と投資終了時の為替レートが変わらなかった場合の結果です。

この場合、年利10%の株価上昇率と同じ10%が円建てでの年利回りとなります。

円建てで損をしない為替レート(損益分岐)

次に、どこまで円高になると、円建てで損をしてしまうのかを見てみます。

結果は何と、、1ドル=52.5円です。

これは今の為替レート1ドル=135.9円から約61%も円高の水準です。

さすがにここまで円高が進むことは考えにくいというのが個人的見解です。

為替レートが1ドル=100円になった場合

もう少しありえそうな為替レートの水準として、きりのいい数字で、1ドル=100円になったと仮定した場合のリターンもみてみました。

この場合、10年での円建て年利回りは6.68%になります。

今後の米国株の年平均リターンを5%と仮定した場合(保守的ケース)

いままでは過去の米国株の年平均リターンを参考に、今後も米国株が10%の年平均リターンをあげると仮定してシュミレーションをしてきました。

一方で、今後も過去同様の成長が見込めるかはわかりませんので、米国株の今後のリターンをもう少し保守的な数字でみた場合でも、円高になっても損をしないかを見ていきます。

為替レートが変わらなかった場合

この場合の結果は、ドル建てリターンと同じ、年利回り5%です。

円建てで損をしない為替レート(損益分岐)

結果は1ドル=83.5円でした。

米国株のリターンを年利5%とみると、いまより39%円高になるとプラスマイナスゼロになります。

為替レートが1ドル=100円になった場合

結果は、円建てで年1.83%の利回りとなりました。

まだ利益は出ていますが、利回りは高くはないですね。

まとめ

今回は、円安の今、米国株投資を始めてもよいのか、ということについて、将来の為替レート変動による投資結果への影響を「数字で検証」してみました。

米国株が過去同様の高いリターンを維持するという前提、かつ10年以上の長期投資であれば、足元の為替レートはあまり気にせず、投資を始めても問題ないと思います。

なお、今回は米国債券や債券ETF投資については具体的な数字を載せていませんが、債券投資の場合は、記載したストレスケース(5%リターン)よりもより低いリターン(2~3%程度)になりますので、それだけ損益分岐為替レートは高くなります。

そのため、米国債券投資については、少し慎重な判断をお勧めしています(参考記事はこちら↓)。

たやっと
たやっと

為替レートを気にしすぎると、長期積立投資の開始時期が遅くなり、結果的に運用期間が短くなってしまいます。

投資において時間を味方につけるのも大切なので、長期投資前提であれば、為替レートは気にせず投資を開始してよいというのが筆者の考えです。

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