毎日朝早く起きて満員の通勤電車で通勤して8時間以上働く、、これが60才まで続くのか、、何とかこのサイクルから抜け出せないか、、と思う人が増えています。
最近は若い世代を中心に会社を早期退職して自由に暮らすFIRE(Financial Independence Retire Early)という生き方が注目を集めています。
FIREの定義は、資産運用からの収入が、生活費を上回る状態まで資産を貯め(Financial Independence)、会社を早期退職して(Retire Early)、自由に暮らすということです。
具体的には
- 年間生活費の25倍のお金を貯める(例:生活費480万円の場合、1.2億円)
- 貯めたお金を年利4%で運用する(例:1.2億円×4%=480万円)
- そうすると資産を減らさず生活できる(例:生活費=運用益=480万円)
というものです。
独身の人や、ダブルインカムの子供なし夫婦であれば、家族持ちの家庭に比べて月々の生活費も抑えられますし、教育費もかかりませんし、家も家族用の広い家は不要です。
頑張って働いて資産運用もすれば、30代や40代で年間生活費の25倍の資産を築けるかもしれません。
しかしながら、家族持ちの家庭の場合、月々の生活費もかさみますし、教育費や家の費用、子供の部活や家族旅行など、必要だし家族と一緒に生活を楽しむために削りたくない費用も多いでしょう。
そのため、家族持ちではなかなかFIREに踏み切れる人は多くないと思います。
ただ、絶対に無理かというとそんなこともありません。
今回は、家族持ちが生活レベルを出来るだけ落とさずに生活したら、実際のところどれぐらい費用がかかるものなのか、我が家を例に紹介してみたいと思います。

ちなみに我が家は夫がプライム上場企業のサラリーマン、妻が扶養範囲のフリーランス、小中学校の子供2人の4人家族という構成です。真剣にFIREすることを考えていますので、生活レベルを落とさずに生活したら実際にどれぐらい生活費がかかるかを真面目に検証しています。
4人家族が生活レベルを落とさずに生活した場合にかかる生活費はいくらぐらいか
結論、我が家の場合は、57万円/月ぐらいとみています。

いやー、思ったより高い。。
もちろん、家庭によって生活レベルは違いますので、この金額を安いと思う人もいるでしょうし、高いと思う人もいると思います。
ただ、我が家は首都圏でよくある一般的な家庭だと思いますので、このぐらいの生活費というご家庭もそれなりに多いかなと思っています。
では次に生活費の内訳を見てみます。
FIREを目指す4人家族の生活費の内訳
以下、月の生活費の内訳です。旅行代など年単位でかかるものは12カ月平均で入れています。
| 食費 | 18万円 |
| 国民年金、国民健康保険 | 8万円 |
| クルマ代(駐車場等含む) | 7万円 |
| レジャー代(旅行年3回合計50万円含む) | 8万円 |
| 家の費用(管理費修繕、税金) | 3万円 |
| 水光熱費 | 3万円 |
| 教育費(塾、習い事、給食含む) | 4万円 |
| 美容、被服 | 2万円 |
| 生命保険 | 1万円 |
| 通信費(ネット、携帯) | 1万円 |
| その他 | 2万円 |
| 57万円 |
これで合計57万円です。。
社会保険料、税金
これだけ生活費がかかる理由のまず一つは国民年金、国民健康保険、住民税などの社会保険料、税金です。
この費用はFIRE後の収支シュミレーションで抜けていることが多いですが、実際にかかる費用ですし、金額的にも無視できない金額です。
サラリーマンのときと違い、全額自己負担になりますし、家族分も自己負担になるため、ここの負担はかなり大きいです(し、削れません)。
クルマのお金
次はクルマですね。家族が小さいうちは旅行やお出かけなどでクルマがあった方が楽しい、というのはあると思います。一方でクルマは維持費が結構かかります。
逆にいうと、クルマを持つのをやめると7万円も生活費が削減できます。
これはFIRE後に月7万円稼ぐのと同じことと考えると、クルマを手放すだけで、7万円かせぐための労働時間を削れる=自由な時間が増えるという風にも考えられます。
食費
あとは食費がどうしてもたくさんかかります。ある程度は削減できると思いますが、あまり無理すると生活するのにストレスを感じるので、無理をして節約するのはお勧めできません。
教育費
高校大学の費用はまとまったお金がかかるので、毎月の費用とは別にみておいた方がよいです。
公立か私立か、実家から通うか一人暮らしかで大きく変わりますが、目安でいうと、子供1人につき1,000万円ぐらいはかかります。
教育費については別の記事で詳しく書いています。
家のお金
上記では持ち家(マンション、ローンなし)として、管理費・修繕積立金・固定資産税・都市計画税だけで月3万円の費用としています。
持ち家(ローンあり)や賃貸の場合、月々の生活費はもっと大きくなります。
家族持ちが生活水準を下げずにストレスなく暮らそうとすると生活費が高いしFIREなんて無理?何か対策はある?
いくつか対策はあると思います。
1.ずっとこんなに生活費がかかるわけではない
まず、子供が独立すると生活費は落ちます。なので、ずっとこのペースでお金が出ていくと思わないでいいです。逆に子供と一緒に楽しめる期間は限られているので、あまりケチケチせず、折角FIREしてタイムリッチになった利点も生かして、今の生活を楽しみましょう。
2.大きい支出を削る
細かい費用を削るのはストレスになりやすいので、クルマを手放すなど大きい費用を削ってしまいましょう。
クルマは平日はほとんど眠ってますし、いまはカーシェアなどもあるので、慣れてしまえばそれで十分です。
3.何に費用がかかっているかを見える化する
食費などの大きな費用は、何に費用がかかっているかを細分化して集計してみましょう。ひと月分やってみれば、ストレスなく削れそうなところがあるか、買い方を工夫して安くできる余地があるかなどつかめると思います。
4.FIRE後、子供が独立するまでに減る資産額を想定として入れておく
FIREしたらある程度資産が減るのは仕方ないことだと思いましょう。その代わりに自由な時間を得られているので、それぐらいは仕方ないことと割り切ってしまうのがいいと思います。それでも子供と一緒に暮らせる期間の自由な時間の方が貴重ですから。
子供が独立するまでの10年間で、●千万円資産が減るのは折込済、にしてしまえば、資産が減っても予定通りで焦ることもありません。
5.予算を決めて楽しく過ごす
これはFIREするときに妻が言っていたことですが、「お金をどれぐらい使っても平気なのかがわからないとずっとストレスを感じそう。例えば毎月の食費は●万円、旅行代は●万円までは大丈夫というのがわかっていれば、その中で、今月は節約できたから、予算の残りはパーッと使おう、とかメリハリもって楽しく過ごせそう」とのことでした。
これはまさにその通りだな、と思ったので、我が家では予算を決めることにしました。
ちなみに我が家では以下の家計簿を使ってます。費用項目ごとに予算を決めて予算に対していくらかかったかを記録していける点が気に入っています。使いやすいし、お値段も手ごろです。
まとめ
家族持ちのFIRE後の生活費、結構かかります。
でも、見えないと不安ですが、見える化したら大丈夫!
しっかり予算を決めてしまえば、ずーっと節約しなきゃと思い続けることも避けられます。
FIREをして折角家族と過ごす時間ができたのですから、メリハリつけてお金を使って楽しんで生活できれば最高ですね。




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