最近は特に日本株は絶好調で保有しているだけで資産がどんどん増えていっているという人も多いと思います。
そんなときに水を差すようで何なのですが、私はこういうときにこそ、暴落時のことを思い出してみる意味があるのではないかと思っています。
今回は「株価が好調なときにこそ、暴落時のことを思い出してみる意味」というテーマです。
結論
まず結論です。
私は
「いつの間にかリスクの取りすぎになっているのを修正できる」
これが株価好調時に暴落時のことを思い出してみる意味と考えています。
暴落時に何を考えていたか
直近の株価暴落時と言えば、2025年4月のトランプ関税ショックのときです。
では、そのときに、私が何を考えていたか、当時の記事をいくつか見返してみました。
トランプ関税ショック直後(2025/4/19)の記事
- 資産が1ヶ月で約450万円減少
- 株価下落で配当利回りが上がったNTT株、米国債の利回りが急上昇したタイミングで三菱商事のドル債を購入
- 金融株が大きく下落し、配当利回りが上がったが、既存ポートフォリオでの金融株の比率が大きいため、追加購入はディフェンシブな通信、食品等から選定
- 米国の信用が不安視される状況のため、米国債ではなく、動きが読める日本企業発行の債券を選択
- 株価急落が、今後の大きな急落の入り口なのか、これまでの悪いニュースばかりという流れから、今後よいニュースが少しずつ出てきて株価が反転するのか、読みずらい状況
- 長期戦略は変更なく分散投資を継続
当時、安全資産と考えていた「米国債」の利回りが急上昇し「大丈夫か?」という気持ちになったことを覚えています。
ユーチューブなどでも米国資産から逃避した方がいいというような声も聞かれました。
しかしながら、1か月もたたない間に、関税交渉の進展があり、いまでは当時のこともだいぶ忘れられている感じもします。
- 金融株を既存ポートフォリオでかなり持っていたため、利回り的に妙味がある水準まで株価が下がったが、追加購入できる余裕がなかったこと
- 株価は大きく下がったが、利回りやPERを見るとそこまで割安感がなく「あ、これまでが単に高すぎただけか」と感じた
トランプ関税ショックの約2か月後(2025/6/3)の記事
- 「暴落したら買おう」と思っているのに「実際に暴落が起こると買えない」
- 実際に株価が大きく下げる局面で、私が追加投資できたのは、数十万円のみだった
- 過去の暴落(リーマンショックのマイナス50%など)を考えると「どこまで下がるかわからない」という考えが頭をよぎった
- 株価指標を見ると、そこまでお買い得と言い切れない水準だった(米国株のPERは20倍以上、日本の高配当株の利回りも3~4%台)
- 既存ポートフォリオの評価額が下がっていく、含み益が小さくなっている状況
- これまで投資の根拠としてきたこと=「世界経済は長期で見れば成長する」「米国債は安全資産」というようなことすら揺らいでいるのでは?という疑念
- 自分のリスク許容度に対して、その時のポートフォリオが、空きが大きくなかったため、慎重に追加投資を進めざるを得なかった
- 次回暴落に備えてリスク資産を買い増せる「余白」を確認しておき、割高なアセットの売却=リバランスのルールを決める
暴落から少し経った後に、当時を振り返った記事ですが、このときは「なぜ大きく買い増しできなかったのか」という観点で振り返っています。
これは、このときの暴落は1~2か月ですぐに反転したため、このような反省になったのだと思います。
もし、2か月後にまだまだ下落が続いていれば「買い増しできなかった反省」ではなく「まだ耐えられるか」とか「買い増しするのが早すぎたのでは?」という反省だった可能性もあります。
暴落時を思い出して、いまやること
暴落時を思い出して、いまやることは「自分のポートフォリオが、本当に自分のリスク許容度に合ったものに維持されているかの確認」です。
私の場合、日本株における「金融株」の金額が大きくなりすぎていないか、米国株における「ハイテク株」の金額が大きくなりすぎていないか、全体としてリスク資産の金額が大きくなりすぎていないか、という点を確認しています。
その上で、株価が大きくあがったいくつかの銘柄について、少額売却することで金額の調整をしています。
これはやりすぎると上値を十分に追えないというデメリットがありますが、持ち高調整レベルの売却であれば、上値を追う部分も残しつつ、当初想定していた以上のリスクをいつの間にか取ってしまうことを避け、適切な「余白」を維持するための有効な調整になると私は考えています。
まとめ
今回は「株価好調のときにこそ、暴落時のことを思い出してみる意味」というテーマでした。
本当は「ずっと忘れて株価暴落にすら気づかない」というのが、一番リターンが大きくなる方法かも知れませんが、私はそんなことができないため、このようなルーティーンを取り入れるようにしています。
本日もお読みいただきありがとうございました。





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