オルカン1本はリスク?世界大恐慌なら回復まで15年。FIRE後を守る「分散投資」のすすめ

資産配分・長期戦略
スポンサーリンク

新NISAはオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)1本で大丈夫

そんな言葉を鵜呑みにして、全資産を委ねることに不安を感じていませんか?

確かにオルカンは、世界経済の成長に賭けるという意味で、もっとも合理的でリーズナブルな選択肢です。

しかし、あくまでそれは「30年後の結果」を前提とした話。

その「途中」で起こるかもしれない過酷な現実に、あなたは耐えられるでしょうか?

今回は、オルカン1本に潜む「心理的・現実的リスク」を深堀し、FIRE後を見据えた現実的な分散投資の考え方を解説します。

【歴史の教訓】15年間、リターンがなくても耐えられますか?

株式の歴史は、輝かしい右肩上がりの裏で、残酷な「長期低迷」を何度も繰り返してきました。

例えば、かつての米国株(世界大恐慌時)を思い出してみてください。

  • 最大下落率:83%
  • 元の株価回復まで:15年

(myINDEXより抜粋)

もし、あなたの資産の100%をオルカンに集中させているときに、これと同じことが起こったらどうなるでしょうか?

15年もの間、資産額が削られ続け、元の水準にすら戻らない日々。「いつかは戻るはず」と自分を鼓舞し、たった一人で耐え続けるのは想像を絶する苦痛です。

そのとき、コツコツと高配当株から配当を受け取ったり、債券から利息を得ていたりする他の投資家を見て「自分も分散しておけばよかった」と後悔しないと言い切れるでしょうか。

オルカンの弱点「出口が売却しかない」ということ

オルカンの最大の特徴は「分配金を出さない」ことです。これは効率的に複利運用には最適ですが、投資家から見れば大きな弱点も孕んでいます

リターンを得るためには「株価が上昇する」→「投資家が自分のタイミングで売却する」というプロセスが必須です。

つまり、株価が10年、15年と低迷すれば、その間あなたの投資からのリターンは「ゼロ」になります。

資産を取り崩して生活するFIRE後のステージにおいて、この「現金が入ってこない期間」は死活問題になりかねません。

解決策:オルカンリスクを「分散投資」で回避する

「オルカンと心中」する必要はありません。

万が一、オルカンが期待通りのリターンを出せない期間が続いても、生活と心を壊さないための戦略。それが「分散投資」です。

わたしは、オルカンを主軸の一つにしつつも、オルカン以外の異なる性質を持つ投資先に「分散投資」をするべきだと考えています。

  • 例:オルカン+高配当株+債券+現預金

このように分けておけば、たとえ株式相場全体が冷え込んでも、高配当株からの配当金や債券の利息があなたの心を支えてくれます。

「リターンが完全にゼロ」にならない環境を作ることが、長く投資を続けるための防波堤になります。

まとめ:納得して投資を続けるための「自分なりの解」を

オルカンは確かに優秀です。しかし「途中」もずっとオルカンがベストである続けるわけではありません。

  • 不確実な未来に対して、オルカンと心中するのか?
  • それとも、万が一に備えてリターンを分散させるのか?

正解は誰にもわかりません。だからこそ、自分のリスク許容度と向き合い、「これならどんな局面でも耐えられる」という納得感のあるポートフォリオを組むことが、FIRE後の穏やかな生活には不可欠です。

本日もお読みいただきありがとうございました。

関連記事

わたしも以前は「オルカン+現預金」というポートフォリオでよいのでは?と考えていた時期がありました。

しかしながら、現実にFIRE後の生活を考えていく中で「オルカン1本」に不安を感じ、いまは「分散投資」をしています。

以下は、FIRE前とFIRE後の「考え方の変化」について書いた記事です。

現在の「分散投資」の考えは、以下の記事から始まる【FIRE後の分散投資戦略】シリーズで詳しく解説しています。

スポンサーリンク
資産配分・長期戦略
シェアする
tayatをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました