FIRE民にとって怖いのはデフレではなくインフレです。
今回は「FIREするならデフレではなくインフレに対応できるポートフォリオが必要な理由」というテーマです。
結論
まず結論です。
理由は以下の2つ。
- FIRE民にとってデフレは怖くない
- FIRE民にとってインフレは非常に怖い
以下、詳しく説明します。
FIRE民にとってデフレは怖くない
まずFIRE民にとってデフレは怖くないです。
デフレのデメリットは「商品の値段が上がらない」→「企業の売上や利益が上がらない」→「給料が上がらない」ことです。
しかしながらFIRE民にとって「給料が上がらない」ことは関係ありません。
むしろ「生活費が上がらない」ことのメリットの方が大きいでしょう。
しかもFIRE民は通常それなりの額の資産(カネに準ずるもの)を持っています。
この資産はデフレになると価値を増します。
同じ額の資産でより多くのモノが買えるようになります。
このように「デフレ」になることはFIRE民にとってそんなに怖いことではないのです。
FIRE民にとってインフレは怖い
デフレとは違い「インフレ」はFIRE民の生活に多大な悪影響を及ぼします。
「インフレ」のメリットは「モノの値段が上がる」→「企業の売上や利益が上がる」→「給料が上がる」ことです。
しかしこのメリット(給料が上がること)はFIRE民には関係ありません。
それよりも「モノの値段が上がる」ことによって「生活費があがってしまう」ことの悪影響の方が甚大です。
FIRE民の持っている資産(カネ)も、モノに対して相対的に価値が下がります。
インフレにより、同じ額の資産で買えるモノは減少してしまいます。
「インフレ」が何年も続けば、FIREしたときに保有していた資産だけでは生活していけなくなることだってあり得るのです。
このように「インフレ」は対策しないとFIRE民にとって非常に怖いシナリオなのです。
FIREするならデフレではなくインフレに対応できるポートフォリオにする必要がある
以上のようにFIRE民にとって怖いシナリオは「デフレ」ではなく「インフレ」です。
そのため「デフレになったらどうしよう?」ということを考える必要はあまりなく「インフレになったときに困らないようなポートフォリオを組む」というのがFIRE民にとっての最適解だと私は考えます。
具体的には以下のような対応が必要です。
- 「株式」をポートフォリオに必ず入れる
- 「実物資産(現物不動産など)」をポートフォリオに入れる
- 「インフレに強いと言われている資産(金など)」をポートフォリオに入れる
- 「長期固定利率の債券」を多く持ちすぎない
- 「現預金」を多く持ちすぎない
これらの対応により仮に「インフレ」になったとしても以下のような効果が得られます。
- 株価や金価格の上昇により物価上昇による生活費の上昇をカバーできる
- 自宅(現物不動産)を保有していれば、インフレで家賃が上がっても影響を回避できる
逆に「デフレ」になった場合はどうでしょうか?
「デフレ」になった場合のデメリットは以下のようなことが考えられます。
- 株価や金価格が下落し、資産が目減りする
- 自宅(現物不動産)の価格が下落し、資産が目減りする
「インフレ」の場合と違う点は、「デフレ」になったからと言って株価や金価格、不動産価格は必ず下落するわけではないということです。
米国はずっとインフレですが、株価もずっと右肩上がりです。
それとは違い「インフレ」の場合はほぼ100%生活費は上がります。
対策をしていないと収入が増えないのに支出が増えて生活が苦しくなります(最悪の場合はFIRE失敗に至ります)。
給料収入がないFIRE民は「インフレ」だけは必ず対策をしておかないといけないのです。
まとめ
今回は「FIREするならデフレではなくインフレに対応できるポートフォリオを組む必要がある理由」というテーマでお話しました。
最近は日本でも「インフレ」が定着してきており、多くの方はすでにデフレ時代の資産運用からインフレ時代に対応した資産運用に切り替えていっていると思います。
現役世代の人は労働収入がインフレに伴い上がることである程度インフレに対応することができますが、リタイア世代・年金世代・FIRE民はそうはいきません。
そのため、これらの方こそ「インフレに対応できるポートフォリオ」になっているかどうかという視点を持って資産運用をすることが、インフレ環境下においても自らの生活水準を長期的に維持するために大切になります。
「インフレ」は気づかなかったとしても長期でじわじわと効いてきます。
「インフレ」の怖さをしっかり理解して「インフレ」になっても生活水準を守れるようにしっかりと対策をしていきましょう。
本日もお読みいただきありがとうございました。
インフレの原因や今後インフレが定着する可能性については以下の記事で詳しく解説しています。




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